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  [04年産指名候補馬リスト、または言ってみれば地雷リスト]
・目的 : 公開を前提とした指名候補馬リストを作成することで、これまで以上に1頭ずつの配合・情報を吟味し、厳選したリストでPGPドラフトに臨む。     
・ランクの目安  A(4頭) : PGP1位指名候補                              
        B(7頭) : PGPハズレ1位-3位指名候補                          
        C(10頭) : PGP3位-5位指名候補                              
        D(12頭) : PGP5位-7位指名候補  ※D評価までで10頭指名出来れば理想的                  
        E(18頭) : PGP下位指名候補   ※E評価以下は指名しにくい要素が目立つ                
        F(31頭) : PGP下位〜補欠・S-POG指名候補  ※PGPドラフト時は77頭いたがS-POG初回入札を前に厳選した。        
        G・H(不掲載) : PGP補欠・S-POG指名候補  ※小物、晩成馬、厩舎不明、微妙厩舎、育成情報なし等指名条件の揃わなかった馬。    
・当リストはPGPドラフト〜S-POG初回入札時点でのリストアップで、それ以降の情報で評価を上げた馬はリスト外(=不掲載)とした。      
・好配合馬でも厩舎不明馬・情報なしは不掲載(G-H評価)。                       
・指名方針が社台グループ最優先であるがゆえに、誰でも取れる馬ばかりではあるけれど、TG産駒に対する高評価で個性を表現したつもり。  
・配合評価項目の詳細はPGP06-07指名方針の下の方を参照ください。特に母質評価は誤解されやすいと思われるので。          
・評価で表現しきれない要点等は文章で補足したつもり。コメントは配合解説よりも実馬イメージを優先した。            
・「区分」は父、外、持のみで市はなし。                                
・LINK先:馬名=net-keiba  産次=net-keiba(血統)  F.No.=Japan Bloodstock                  
・ご利用は自己責任で。                               2006/7/23up
  [04年産アグネスタキオン産駒 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産者 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
A 芝8-12F B A+ B B 金子真人 ニュービギニング 西 池江郎 319 鹿毛 アグネスタキオン ウインドインハーヘア Alzao ノーザンファーム 1991 9 2-f 6-0-5-5 59 Almahmoud5x6 Turn-to5x6  
母は伴性血縁上でSelene45x55〜Canterbury Pilgrim6連。配合レベルは半兄に1ランク劣るが、ND系で最も父に合うのはLyphard系であると思われるし、リマンド≒祖母など欧主体の傾向も合い十分に良い。距離融通性は父産駒としては高め。半兄よりも相対的に母の影響が強くなり、切れるというよりはFair Trial的な粘性と持続性に優れたスピードタイプというイメージ。血は良いが構造面で迫力を欠き、大物感はいま一つ。やや平坦向きで例年ならきさらぎ賞や京都新聞杯向きのトライアルホース的な印象。G1で通じるかどうかは条件次第。優秀な母だが産次がかなり進んでいる上にやや高齢な点は割引。  
A 芝ダ9-12F B B C A サンデーTC キングオブブルース 西 角居 507 栗毛 アグネスタキオン ディクシースプラッシュ Dixieland Band ノーザンファーム 1988 8 3-d 7-2-7-2 66 Almahmoud5x5 Turn-to5x6  
仕掛けのある母。父産駒に不足しがちのスタミナ・底力を母から注入した配合で、タキオン産駒としては大物感がある。ただ、母父Dixieland BandやAllegedのズブさ・緩さが父のスピードや俊敏性を殺してしまう形で出てしまうと、ダ9F向きの駄馬となる可能性もある。03年産タキオン産駒の活躍馬と血の傾向をやや異にする点も不安であるし、母が高齢な点も不安。しかしながら、こういった中距離向きの馬力型を育てるのが得意そうな厩舎所属であり、一発大物の期待を捨てきれない。タキオン産駒としてはジリ型ゆえ、高速馬場での取りこぼしは覚悟すべき。  
B 芝6-9F A A A C 社台OC フレジェール 西 藤岡健 217 鹿毛 アグネスタキオン スキーパラダイス Lyphard 社台ファーム 1990 5 3-l 4-7-12-7 58 ロイヤルスキー3x3 Almahmoud5x5  
伴性血縁上ロイヤルスキー2x3は大胆だが、祖母の仕掛けを継続する形になっているし、ロイヤルスキーの輩出した3頭のG1馬は全て牝馬で、そのうちの2頭を経由してのものであることから期待してみたい。配合は、強調された母父Lyphardにロイヤルスキー3x3やHaloからもスピードを加えた形だが、アグネスフローラやスキーパラダイス・Ski Goggleの良さが出ている。ロイヤルスキーのスピードで先行して、好位から切れ味を発揮するイメージだが粘りも十分。母はやや高齢だが、産次が進んでいないのが救いでまだ狙えそう。不安は近交による健康リスク。厩舎に桜花賞2着馬を管理した実績があるのは安心。  
C 芝6-10F A C A C 大和商事 ダイワバリオス 上原 203 芦毛 アグネスタキオン アドマイス Highest Honor 社台ファーム 1992 6 5-e 4-4-4-8 63 Turn-to5x6 Nasrullah8連  
母は米G1(芝10F)勝ち。「母父Kalamoun系」「Northern Dancerなし」「Nasrullahを主軸とした配合」「欧系主体」といった点が、ショウナンタキオンと共通する配合。おまけに厩舎も同じ。スタミナ血脈が弱く、さほど奥のある配合ではないが、POG向きのスピード・早熟性に良さのあるマイラー型としては優秀。適性の高そうな新潟2歳S、東スポ杯2歳S、シンザン記念、共同通信杯、きさらぎ賞あたりなら勝ちを狙える。アタリでも皐月賞〜ダービーでは苦しいがNHKMCなら希望も。時計のかかる馬場や消耗戦はやや不得手。ダイワ+上原+社台Fはダイワメジャーと同じ。有力馬だと出走数が少ない厩舎なのは割引。  
C 芝8-10F B B B C 近藤利一 アドマイヤオーラ 西 松田博 219 鹿毛 アグネスタキオン ビワハイジ Caerleon ノーザンファーム 1993 4 16-c 10-2-9-4 58 Hali to Reason4x5 Almahmoud5x6
両親の欧・米血、スピード・スタミナとも無難に生かした配合で大きな欠点はないが、その分だけ中途半端な感覚があって半兄アドマイヤジャパンと比べると小物。アグネスタキオンとビワハイジのスピードは良く出ているのでPOG向きではあるが、皐月賞やダービーでどうかとなるとスタミナ血脈に物足りなさがあって不安が大きい。アタリならシンザン記念〜きさらぎ賞級という印象。当馬よりはニュービギニングの方が血に統一感があるし、距離の融通性も高そうで大物感がある。
D 芝8-11F B B- B B 社台TC ヴァルプリス 西 池江寿 505 栗毛 アグネスタキオン ヴァルールーズ Nashwan 白老ファーム 1996 4 5-h 3-2-6-1 63 Nasrullah67x56  
5代母Val de Loir全妹。牝系3代内はG3勝ちまでで若干物足りないが、当馬の母に関してはX経路上でHeight of FashionとIrish Starの呼応があって注目してみたい。配合は「Northern Dancerなし」「Nasrullahを主軸とした配合」「欧系主体」といった点がショウナンタキオン・ロジックと共通。この2頭と比べると強調されたNashwan的な欧系の重厚さが出ていて軽快さは見劣りするが、中距離でのしぶとさは当馬の方が上。時計のかかる馬場への適性も十分。G1級というには足りないが、アタリなら萩S・若駒S・毎日杯級のイメージ。早期入厩を予定されているのは魅力的。半兄フリーユアマインドより好印象。  
E 芝ダ7-10F B B C C エイシン エーシンティーエム 父外 西 藤原英 405 栗毛 アグネスタキオン Montana Girl Danehill Winchester Farm 1998 2 26 4-6-4-3 63 Bold Rule5x6 Almahmoud5x66  
母はX経路上でMahmoud4連、Blue Larkspur3連、War Admiral、Beau Pereの多重クロス。Haloとロイヤルスキーの米血スピードを増幅させたような配合で、欧系を主体とした03年産アグネスタキオン産駒の活躍馬とは配合の傾向が異なる。切れるというよりは米血スピードの一本調子さとSelene系の持続性のあるスピードが強くなったタイプという印象。アタリならアーリントンCやNZTで1-3着級というイメージ。順調ならハズレでもダ7-8Fで1つは勝てる。早期入厩なら狙ってみたい馬だが。  
F 芝7-10F B B B C 社台OC オーバーザスカイ 西 佐々木晶 209 栗毛 アグネスタキオン オーバーザウォール ドクターデヴィアス ノーザンファーム 1994 2 19 5-3-0-4 61 Almahmoud5x76  
祖母アンデスレディーは優秀な繁殖。そこにドクターデヴィアスをつけて重賞勝ちした母ゆえ繁殖としても期待したい。アグネスタキオンxドクターデヴィアスにはタキオンバッハがいるが、祖母の血が大きく異なっていて、配合のタイプが異なる。当馬に関しては「モノポライザー+コイウタ」を足して割ったような印象で、牝馬らしい芝でのスピード・切れを期待しやすい。ただ、厩舎の牝馬でPOG期間内活躍馬が見当たらないことが不安。下位で不発覚悟で指名するなら悪くないが、過度の期待は禁物。丈夫な牝系とは言えないので故障の覚悟も。  
F 芝9-12F B B C B 社台TC ランペイア 西 松田国 225 栗毛 アグネスタキオン スマラ Antheus 社台ファーム 1993 3 2-s 6-3-9-5 58 Bold Rule5x6 Almahmoud5x56  
半兄Chichicastenangoは仏中距離G1を2勝。母は伴性血縁上でSomethingroyal2x6を内包。無難に両親の欧系の血を押さえて配合としては良い部類。ただ、Northern Dancerが2本も入ってもっさりとした印象で、牝馬としては切れ味不足の感はある。早熟の仕上がり早タイプではないが、厩舎が鍛え上げればオークス路線で面白い存在となる可能性はある。不発を覚悟した上で敢えて一発長打を狙うなら。  
総評 03年産に関しては05-06年度PGP指名方針で 「スピード・切れ・底力・距離融通性ともフジキセキに毛が生えたようなイメージで、デビューが早ければ最低でも1つは勝てそうなタイプが多く、9-10位候補としてなら魅力のある馬が多かった」 と書いたが、04年産は03年産と比較して質的にも一層充実している印象で、上位指名で長打を期待してもよさそうな好配合馬が目に付いた。 03年産同様に一長一短でそこそこといった感の好配合馬も多く、下位は絞るのが難しかったが、アタリだった場合に重賞を勝ちきれそうな好配合馬に厳選し、内野安打狙い的な小銭稼ぎタイプやスピードがあるだけの牝馬は指名方針に反すため軽視した。  
  [04年産-ダンスインザダーク産駒 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
A 芝9-12F B A B B 関口房朗 馬名未決定 西 池江寿 405 黒鹿 ダンスインザダーク エアグルーヴ トニービン ノーザンファーム 1993 5 8-f 4-8-4-10 48 ND4x4  
母は伴性血縁上Hyperion5x46を内包。父と母の配合形態をND4x4で引き継いだシンプルな構造と、Hyperionの血の流れの強さが長所。DID産駒としてはシャープな反応を期待でき、またイメージ通りに長く良い脚も使えそうなタイプ。ただ、父方米血の馬力・底力の引き出しには物足りなさがあり、大物感を削がれてしまったのは残念。アタリでも「モノポライザー+エアダブリン」を割ったタイプというイメージで、例年ならダービーでは掲示板までという印象。とはいえ、SS不在ゆえにチャンスは十分にありそうで、同厩のフサイチジャンク的なローテを歩めれば楽しみ。ムーンライトタンゴ・マッキーマックスの配合と類似性があり、当馬もDID産駒としては比較的早期から能力を発揮できそうなタイプ。  
B 芝ダ9-12F B A D A キャロットC クルサード 西 角居 203 鹿毛 ダンスインザダーク ポトリザリス Potrillazo ノーザンファーム 1995 3 2-u 2-7-0-8 58 Raise a Native5x4  
母は亜年度代表牝馬。牝系は優秀。伴性血縁上で多重クロス。半姉とはタイプの違う配合で、こちらはRaise a Nativeなスピードで先行して、Key to the Mintなスタミナと底力で押し切る馬力型というイメージ。切れ味勝負や高速馬場は不得手としそうだが、力の要る馬場や体力勝負の消耗戦は強そう。過去のDID産駒の活躍馬とは傾向の異なる配合であることから指名にはリスクを伴うが、厩舎には合いそうな字面。当たれば長打を期待でき、皐月賞〜ダービーともに対応できそうなイメージ。菊花賞タイプというにはズレがある。ハズレてもタガノボーディング的な戦績で小銭は稼げる。ダート可。  
B 芝9-12F B B+ B B サンデーTC ローズプレステージ 西 橋口 507 栗毛 ダンスインザダーク ロゼカラー Shirley Heights ノーザンファーム 1993 6 1-w 4-8-5-7 52 ND4x4  
薔薇一族とはいえ、さすがに切れ味はSS産駒の半兄等に劣るが、DID産駒としては俊敏さや仕上がりやすさを期待しやすい部類。NijinskyとMill ReefのニックスやNorthern Dancerの粘りなど底力面では半兄姉よりは若干の分があり、ある程度の消耗戦にも対応しうる。父が9本持っていたMan o'Warが欠落してしまって、米血の馬力を引き出せなかったのは残念。もうすこしスタミナ・底力血脈がしっかりしていればダービー制覇も目指せたが、恐らく良くても掲示板止まり。配合構造的にも脆さがある。総合力は兄姉よりは高いが武器となる個性はない。トライアルの中では京都新聞杯適性が高いイメージ。  
C 芝8-12F B C+ B C サンデー ビンチェロ 西 橋口 401 黒鹿 ダンスインザダーク ツィンクルブライド Lyphard ノーザンファーム 1991 7 10-e 4-8-15-2 58 ND4x3  
牝系は平凡だが、母父と母母父が日本の芝向きのスピード系の血であるがゆえの優秀な繁殖実績と考える。配合はND4x3で母父Lyphardを強調。母母父にCaroの血が入っていて、母父までが同じツルマルヨカニセ(母母父Herbager)よりは切れる。半兄ペールギュントと比較すると切れ味では劣るが、粘りと距離の融通性では当馬に分がある。成長力は過信できないが、本格派の配合ではない分だけDID産駒としてはPOG適性は高め。適性としては若駒Sや京都新聞杯あたりが合いそう。母はそろそろピークを過ぎていてもおかしくない年齢・産次で、出涸らしリスクを考慮した上で指名したい。  
C 芝9-12F A B C B キャロットC アンプルール 加藤征 222 黒鹿 ダンスインザダーク ベビーグランド トニービン ノーザンファーム 1997 7-f 4-9-4-11 51 ND4x4〜Nearctic5x55  
曾祖母Katies 祖母はX経路上でPapyrus3連。エアグルーヴ04と類似性のある配合だが、こちらの方がND4x4〜Nearctic5x55の流れが綺麗。エア04より緩さがあって一瞬の切れ味では見劣りするだろうが、持続性のある長く良い脚を使えるタイプ。ただ、もう少し切れか馬力のどちらかを強調しないとPOG期間内には結果を残しにくい。クロス数の少ないシンプルな配合でDID産駒としては早くから動けそうな印象だが、完成は期間後。厩舎+父のイメージで恐らく不人気だろうから、青葉賞〜ダービー掲示板狙い要員として中〜下位指名するには悪くない。SS系と合いそうな母で今後の産駒も注目。  
E 芝9-12F B B C B 社台TC キングオブチャド 河野 208 鹿毛 ダンスインザダーク レディオブチャド Last Tycoon 社台ファーム 1997 2 1-m 4-10-9-1 50 ND4x4  
母仏G1勝ち馬。父母ダンシングキイ≒母父ラストタイクーン的な馬力型。血の質の高さは魅力的。スタミナ系の生かし方が良いので、芝12Fでの資質は半兄アフリカンビートよりも期待できる。ゆったりとした流れで長く良い脚を使いそうなタイプだが、緩さがあって勝ち味は遅そう。Hyperionが強く、東京向きではあるので、青葉賞やプリンシパルSなら狙える。もう少し祖母の血がしっかりとしていればデルタブルースの配合と遜色なかった。厩舎は微妙に微妙。  
総評 例年だとDID産駒は指名候補リストに1頭入るかどうかといったところだが、繁殖に恵まれた今年はクラシック路線に乗れそうな好配合馬が多かった。指名候補馬は、ある程度の切れ味を期待できる馬を中心にダービーTR〜ダービー掲示板を狙えそうな牡馬だけに絞り、明らかに鈍重なジリ型と牝馬は全て切った。アタリハズレの大きい種牡馬だけに厳選するつもりだったが、絞込みは簡単だった。クルサードだけはどうでるか予想し難い面もあるが。  
  [04年産フジキセキ産駒 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
C 芝6-8F B B A C 社台TC アルティマトゥーレ 西 414 鹿毛 フジキセキ エアトゥーレ トニービン 社台ファーム 1997 3-l 3-4-5-3 58 Almahmoud5x6 Bold Ruler6x6  
SS系との相性が良さそうな母。父系と母父トニービンの相性の良さに加えて、「Lyphard x ロイヤルスキー」の祖母スキーパラダイスと父の母方との相性も抜群で、米スピードと欧スタミナのを両方を生かせた。早期から短距離で米血スピードを発揮しつつ、成長するにつれてマイルでも十分に力を出せるようになりそうなイメージ。近親のフレジェール(スキーパラダイス04)と比べても遜色ないが、字面に迫力があるのはあちら。母父までが同じドリームパスポートと比べると血の統一性や中距離での底力は見劣りするが、スピードは当馬の配合が上。アタリなら桜花賞2-3着級のイメージ。  
D 芝8-11F B B C B エイシン エイシンイチリン 西 中尾秀 324 青毛 フジキセキ ロビースレインボウ Rainbow Quest ヤマオカ牧場 1991 9 1-h 5-7-7-6 64 Wild Risk4x5 Almahmoud5x6  
当馬のX経路上で多重クロス。母父Rainbow Questの血が反応してフジキセキ産駒としてはスタミナに良さがあり器の大きな配合。Wild Riskクロス内包型としては、ドリームパスポートには切れ味で劣るものの、当馬は祖母内Be My Guestとトンピオンの粘りのあるスピードが持ち味で堅実。やや勝ち味に遅いかもしれないが、早熟ではなく、アタリなら桜花賞路線のみならず、オークストライアルまで楽しめる可能性はある。牝馬実績のない厩舎であることは不安だが、使って良化する1号族なのはこの厩舎向きでプラス。産次が進んでいるが、好馬体である上に順調そうで出涸らしということもないだろう。  
E 芝ダ8-10F B C- C B ダイワ ダイワチャーム 西 松田国 305 栗毛 フジキセキ エグズマキー Pleasant Colony 下河辺牧場 1995 4 14-b 4-2-5-4 58 Almahmoud5x6  
母の産駒はまだ未勝利。父と母父Pleasant Colonyまではキンシャサノキセキと同じ。ただ、キンシャサの祖母がLyphardなど仏系主体で構成されていて父母内Le Fabuleuxとの親和性が高く、器の大きさを感じさせたのに対し、当馬はLe Fabuleuxの生かし方が甘い分だけ配合としては見劣りする。スタミナや底力は同父産駒としては十分で厩舎の方針にも耐えられそうだが、スピードは桜花賞を狙うには少し物足りない。牝馬限定の芝9F戦では強そうな感じ。  
E 芝8-12F B A D A ウイン ウインエトワール 小島太 206 黒鹿 フジキセキ シンコウノビー Nashwan シンコーファーム 1995 5 14-f 4-7-6-9 55 Almahmoud5x5 Wild Risk4x58  
Where You Lead系。当馬のX経路上でSelene4連やEastonがクロス。Blushing GroomとWhere You Leadを内包していて、エイシンイチリンの配合との共通性あり。ほぼ同程度の好配合馬だが、当馬の方がやや重厚でもっさりとした感覚がある。フジキセキ産駒としてはスタミナ優位で大物感があり、ゆったりとした中距離向きの印象。ただ、半兄ウインレジェンド(気性が悪い)も字面のイメージが同傾向であったにも関わらず短距離をこなしていることから、当馬にもそういった下地はありそう。先行しての粘り込みが向く。重馬場○  
F 芝ダ8-10F B C- C C グリーンF イッツファイン 西 松田国 310 青鹿 フジキセキ ファインストローク Green Dancer 那須野牧場 1989 8 8-h 5-2-4-7 65 Almahmoud5x5   
米血の強い配合で、フジキセキ産駒としてはカネヒキリ的な要素がある配合。当馬の方が芝適性はやや高め。硬さがあってやや一本調子気味で、末脚が良いというよりは、米血のスピードで先行して一瞬だけ切れるというイメージ。ダートならカネヒキリのような切れを発揮出来る可能性もありそう。指名するならダート馬になる可能性と大物感がいま一つであることを考慮に入れた上で。ダイワチャーム同様に厩舎は魅力的。  
総評 PGPドラフト時点では候補に入れられなかったので外したが、S-POGで入札したデュヌラルテ(牝,母アルチプラノ)はドリームパスポートに通じる好配合馬で牝馬向きのスピード・切れを期待できる。アグネスタキオン産駒オーバーザスカイと1/2同血でもある。  牝馬中心のリストになったが、牡馬にもアグネスミネルバ04、エアピース04など中位指名級の好配合馬はいた。ただ、情報がなかったり育成が順調ではなかったりでリストには入れられなかった。ヴィヴァルディとブルーデキシー04(マイネルマクロス7/8同血)はもう少し牝系や厩舎が良かったり良い情報があったりすればF評価でも良かった。人気のアドマイヤマジン(牝,母マイワイルドローズ)は配合は面白いがダート馬色が強いので個人的には指名意欲が沸かなかった。  
  [04年産スペシャルウィーク産駒 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
A 芝9-12F B B B B 社台TC ブラックオリーブ 西 松田国 325 黒鹿 スペシャルウィーク オリーブクラウン ドクターデヴィアス 社台ファーム 1997 8-k 5-5-2-6 54 ND5x54  
母はオークス3着馬。伴性血縁上でMahmoud55x4を内包。ND5x54で全体をリードした形態。父・母ともNDを構成するMahmoudとHyperion的な血の流れがある配合で、NDクロスによって父と母の主要なスピード・スタミナの血をシンプルにまとめることが出来た。NureyevとWhat a Pleasureのスピードが効いていて、SW産駒としては芝中距離での軽快さがある部類。また、スタミナも「Alleged≒シル」の重石やレディシラオキと脈絡するBlandford系の血が押さえられていて芝12Fも十分にこなせるはず。母父内に構造的な弱さがあるのは残念で底力満点の大物というには物足りないが、昨今の傾向からすれば重すぎず軽すぎずでPOG的には丁度良いバランスとも。好位からの競馬が合いそうで、アタリなら皐月賞・ダービーとも掲示板を狙える。極端な消耗戦は不向き。  
C 芝ダ9-12F B A D A 社台TC グレインアート 戸田 129 鹿毛 スペシャルウィーク ミルグレイン Polish Precedent 社台ファーム 1997 2 14-a 4-7-10-7 64 ND5x4 Buckpasser5x4  
母全姉に愛オークス馬。母は伴性血縁上でPrincequillo4x3を内包。「マルゼンスキー≒Polish Precedent」でNDとBuckpasserが両方クロスしてしまったり、「NijinskyとMill Reef」の組み合わせを内包したりと、馬力が勝った配合で不器用さや無骨さが感じられる。欧系のスタミナが生きて質の高さも大物感も十分なのだが、硬さが出すぎてしまうとダ9F向きのタイプになってしまう可能性もあり若干リスキー。いずれにせよ切れ味を武器にするタイプではなく、好位からの力押しを得意としそうなイメージで堅実。スタミナ消耗度の高いレースや力の要る馬場は得意。早生まれは魅力で、完成度の高さで硬さを誤魔化せれば。  
D 芝ダ9-11F A A D B ノースヒルズ フェルヴィード 西 池江郎 226 青毛 スペシャルウィーク リリオ フォーティナイナー ノースヒルズM 1995 3 22-b 5-8-3-13 61 Nijinsky4x3〜ND5x46  
Royal Statute系。母・祖母ともX経路上に仕掛けあり。Nijinsky4x3でHalo、Mr.Prospector、Rivermanといった米血スピードをまとめた配合。父は違うが、ダンスインザモアやゴールデンキャストの配合と類似性あり。Riverman的な米血の切れ味を秘めていて、力の要る馬場やハイペースでは力強い鮮烈な末脚を発揮出来ても、往々にしてスローペースや高速馬場での切れ味はいまいちのタイプ。また、いい脚を長くは使えない。本質的には中山・阪神の10F前後向きという印象。大物感はあるのだが、ダービーを目指すには欧系の柔らかさ不足。米血の硬さが強すぎて母父のイメージ通りダート馬に出る可能性も。  
E 芝9-12F B B D B 社台OC キングリーウィーク 西 藤岡健 522 栗毛 スペシャルウィーク オエノセラ Night Shift 社台ファーム 1990 7 2-f 4-4-12-3 59 ND4x3  
半姉Sundrop(英1000ギニー2着)。少し強引だが「Night Shift≒ノーザンテースト+Donatelloなど欧主体の祖母」という視点で眺めると、インティライミと似ていなくも無い。配合の完成度や成長力・底力は当馬の配合が上回るが、スピードや決め手はインティライミのそれが上回る。当馬は米血が弱いこともあってピリっとしない印象。当たれば長打もありそうなのだが、ジリっぽい血統に加えて遅生まれゆえ、煮え切らない戦績で終わりそうな予感が強い。この母の仔が牡馬に出たのは初仔以来で期待したいが、高齢な点も不安。母父がAlzaoにでも代われば上位で狙いたい字面だが、下位で一発狙うにしても不安。  
E 芝ダ8-10F B A C C 臼田浩義 クラウンプリンセス 西 橋口 131 鹿毛 スペシャルウィーク クラウンピース Seattle Slew 社台ファーム 1997 2 23-b 4-3-4-5 56 Hail to Reason4x5  
米名牝系。X経路上でシルの血が母に呼応。質の高い米血が中心の配合で、それをHail to Reason4x5で簡素にまとめた形は好印象。米血のスピードとパワーには良さがあるが、その反面で瞬発力や底力となるといま一つで、やや一本調子な印象は拭えない。SW産駒というよりは、Seattle Slew産駒のイメージが近い。勝ちきれない面があるかもしれないが、橋口らしく数を使ってクラシックに駒を進めてきそうなイメージ。全兄がぱっとしないし当初は候補外だったが、牝馬に出たことがプラスに働く可能性があることと、内包血脈に若干の類似性があるカワカミプリンセスを見て微妙に心変わり。  
E 芝ダ9-11F C C C B ラフィアン マイネヴェロナ 堀井 404 青鹿 スペシャルウィーク ダイワジュリエット Red Ransom 山際牧場 1996 4 5-i 7-5-7-5 55 Hail to Reason4x4 ND5x5 など  
半兄ダイワティグリス。内包血脈の質は高いのだが、前面で雑多にクロスが発生した上に、マルゼンスキーとRoberto・Alydarの米血が反応して硬質さが出てしまい、芝で素軽く切れるイメージはない。よどみの無い流れで台頭しそうな感じはあるが、スローでは勝ちきれずに入着が多くなりそうなタイプ。順調そうではあるので2歳戦で入着を重ねて小銭を稼ぎつつ、オークスTRで一発を狙うような感じか。悪くは無いが、全体的に中途半端で上位では手を出しにくい。ハズレだとマイネルヴェステン的なタイプに出そうなイメージ。余らないだろうが下位まで余れば。  
E 芝8-11F B B- C C 河長産業 マルカハンニバル 西 瀬戸口 401 黒鹿 スペシャルウィーク オーブアンディアンヌ Bluebird 社台ファーム 1990 7 4-g 8-7-8-5 58 ND5x45 Promised Land5x5
母は米G1勝ち馬(芝10F)で、伴性血縁上でSir Ivor2x3を内包。配合はNorthern Dancer5x45とAlmahmoud4連〜Mahmoud8連の流れが軸。Tom Fool〜MenowのPharamond系のスピードも効いていて切れというよりは持続性のあるスピードに良さがあるタイプ。母方はHyperionなどの欧スタミナ系が弱めで父のような芝中長距離型ではないが、マイル〜中距離で早期からスピードを発揮できそうではあり、これはこれでPOG向き。底力はいまいちで、大レースでは勝負弱そうではある。母のここまでの繁殖実績には不安があるし、やや高齢でもあって手を出しにくいが、厩舎と早期入厩は魅力。
F 芝ダ8-11F B C D B 臼田浩義 シャインウェーヴ 西 角居 111 黒鹿 スペシャルウィーク シルバーコースト Silver Deputy 下河辺牧場 1995 4 22-a 7-9-4-6 57 ND5x5 Buckpasser5x5 Turn-to5x6
母は伴性血縁上で多重クロスを内包。ダート血脈が重ねられていて、Haloとマルゼンスキーの米血を強調した配合に仕上がった。米血スピードが強く出た馬力型という印象で、父のような芝中長距離型ではないが、大物感は十分にあるしマイル戦やダートもこなせそう。切れのあるタイプではないだろうが、決して一本調子ではなく、だらっと先行してからの粘りこみが合う。適性としてはスプリングS〜皐月賞が向きそう。厩舎にも合いそうなイメージ。
総評 03年産と比べると好配合馬が増えたが、DIDやATと見比べると繁殖牝馬に恵まれていない感が強い。上記の通りだが、オリーブクラウン以外の評判馬はMr.Prospector、Roberto、Buckpasserなどが入った米血優位の馬力型やスピードタイプが多く、クラシック狙いで上位指名するには不安がある馬が多かった。それゆえ、たとえ1頭も取れなくても、それはそれで諦めるという方針で低めに評価づけした。今年に限ってはこのタイプは半分様子見というか。  
  [04年産アドマイヤベガ産駒 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
E 芝ダ8-11F B B- C B サンデーTC デスティニーローグ 小島太 415 青鹿 アドマイヤベガ シアトルスペシャル Nureyev ノーザンファーム 1993 5 2-s 7-8-14-4 60 ND4x36 Hail to Reason4x6  
祖母X経路上でWar Admiral4連。牝系優秀。パワフルな中距離型。母父まではフサイチジャスパーと同じだが、こちらの方が累代的に米血の馬力が出ている感じで、デカ馬ということと併せて軽快なイメージとは言い難い。高速馬場での瞬発力勝負は不向きだが、X経路上のWar Admiralが効いていれば、ある程度力の要る馬場を先行して強引に押し切るような競馬を得意とするタイプになりそう。中山は合いそうなので、アタリなら皐月賞掲示板級の活躍を期待できなくもない。ダービーは不向き。ダートもこなせそう。  
F 芝8-11F B B C B 近藤利一 アドマイヤアトム 河野 502 黒鹿 アドマイヤベガ アドマイヤモンロー Caerleon 辻牧場 1994 3 1-n 8-7-11-4 59 ND4x4 Hail to Reason4x5  
牝系優秀。祖母は伴性血縁上でSelene3x5を内包。近親で京都新聞杯3着のマイネルポライトと3/4同血。当馬の配合の方が大物感は上。母父Caerleonを強調した中距離タイプで、HyperionとSickle=PharamondのSelene系がしっかりと効いていて粘りに良さ。アタリなら共同通信杯や3歳7月福島のラジオNIKKEI賞級という印象で、中距離戦線で堅実に掲示板に顔を出しそうなイメージ。全兄は足元が弱いらしいがそういった不安が出なければ期待できる。育成情報がない点と、アドマイヤ+河野厩舎の期待値の低さが指名意欲を低下させる。  
F 芝8-10F C B+ C B 近藤利一 アドマイヤジュエル 西 橋田 411 黒鹿 アドマイヤベガ スエヒロジョウオー トウシヨウペガサス 小泉牧場 1990 10 3-l 4-9-0-6 52 ND4x5 Tom Fool5x6  
地味ながらも重賞勝ち馬を輩出する牝系。母の仔は7頭/10頭が勝ち上がり。当馬の伴性血縁上で多重にクロス。父と祖母の組み合わせがレキシントンブルー的だが、むしろ母父トウショウペガサスと父との血が合うのが魅力。Nasrullahがクロスしておらず、ジリっぽさはあるが、芝でのしぶとさはありそうで条件戦で堅実に走れる。重めの馬場ならOP勝ちを狙えなくも無いイメージ。不安は10連産による出涸らし疑惑。  
F 芝ダ8-11F B B+ C B 関口房朗 フサイチジャスパー 戸田 304 鹿毛 アドマイヤベガ ダンシングアウンティー Nureyev ノーザンファーム 1990 6 5-i 5-9-13-5 64 ND4x3 Tom Fool5x6 Bold Ruler6x5  
累代のX経路優秀。牝系も実績あり。中距離向きのスピードタイプ。切れるという感じではないが、Nureyev的な持続性のあるスピードとBig Spruceの粘りに良さがありそうな字面。Tom FoolやBold Rulerといった米血スピードも加わって、ダービーというよりは皐月賞向きのイメージ。トライアルではスプリングS適性が高そう。順調に使えれば重賞戦線で堅実に走れそうな器だが、函館入厩を目前にして右前球節に腫れ。デカ馬ゆえに先々も不安。母もやや高齢で不安は募る。ただ、故障が嫌われて下位まで余るようなら食指を伸ばしたくなる字面。半兄コンラッドと同程度の好配合馬。  
F 芝10-12F A B- D A 永井啓弍 スズカジェット 西 橋田 415 黒鹿 アドマイヤベガ ローズオブスズカ Fairy King 稲原牧場 1992 7 1-t 8-6-13-6 52 ND4x35 Hail to Reason4x5  
名繁殖の祖母は伴性血縁上Mahmoud4x4を内包。母父Fairy Kingを強調。母母父Allegedのスタミナ・底力など欧系の血に良さがあってクラシック向きの大物感はあるのだが、スピード系の血を欠いて鈍重でジリ。「SS系xSadler's Wells=Fairy King」では、母母父にHabitatの入ったシーザリオの方がスピード感がある。ただ、この重厚な母の全兄がシンコウキングだったりもするので、その辺の意外性に期待したくはなる。あとは、母がやや高齢で繁殖実績がいま一つな点も不安。スピードタイプが欲しいなら見送りが無難だが、確率が低いながらも当たれば大きい配合。  
総評 SW以上に繁殖牝馬に恵まれなかった印象でチェックしていて残念な気持ちになった。フサイチジャスパーは無事なら2-4位指名候補馬だったが・・・。全体的に一長一短の馬が多く、アドマイヤフジ・ストーミーカフェ級の自信を持って指名できる馬がいない。重賞級の馬はいるのかもしれないが、条件が揃っていなくて狙いにくいというか。橋田厩舎の2頭も字面の印象以上に人気で手が出ない。アドマイヤアトムはノーザンF生産で橋田か小島だったりすればPGP中位指名の可能性のあった好配合馬。あとは船橋・川島正行厩舎所属となってしまってリスト外にしたが、ウィットウォール(牝,母シャープウィッテッド)は大物感ある好配合馬で当たればシーザリオ的なタイプになりそうなイメージ。馬主はダーレージャパン。  
  [04年産クロフネ産駒 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
C 芝ダ7-10F B B B B 金子真人 ネネグース - 西 橋口 208 黒鹿 クロフネ サンスプリング Southern Halo ノーザンファーム 1996 2 20-c 7-6-18-0 65 ND5x4 Hail to Reason6x4 Bold Ruler5x6  
母は亜のスピード馬。牝系優秀。Northern Dancer5x4〜Nearctic65x5、Almahmoud7x56、Hail to Reason6x4で母父サザンヘイローを激しく強調した配合で迫力がある。父の硬質さと母系の柔らかさとが母父内でまとまっていて、スピードとパワーと柔らかさを兼備。父内Pago Pagoの難しい血やTourbillon系も押さえられていて緻密でもある。アタリなら快速マイラーといった印象だが、距離の融通性が高そうで牝馬同士なら10Fまでは問題ないと思われる。FD産駒の半兄よりも字面の完成度は数段上。POG本での当馬に対する関係者コメントが淡白なのが不安だが、04年産の金子牝馬では最も大物感ある好配合馬。  
D 芝ダ8-11F B B C B 社台OC レースドール - 西 池江寿 214 芦毛 クロフネ ビスクドール サンデーサイレンス ノーザンファーム 1998 2 9-f 5-6-8-9 63 ND5x4 Hail to Reason6x4   
血統表を見ればわかりやすいが、ネネグースの配合から母父への集合力を奪ったような字面で、迫力はあちらの方が上。父と母のイメージ通り、持続性のあるスピードタイプといったイメージで、一瞬の切れ味はないものの、だらっとした粘りには良さがある。ただ、フサイチリシャール程は軽快ではないし、ベストは9-11Fという印象で、桜花賞・オークスとも適条件と言うには少しズレがある。叔母トゥザヴィクトリーのようにトライアル〜本番とも勝ちきれずに好走止まりに終わる可能性は覚悟したい。完成時期もPOG期間後だろう。堅実性はあるのでハズレでも小銭は稼げるか。半姉アイスドールとも類似性がある。  
F 芝ダ9-12F B B D B サンデーTC ケープポルト - 西 池江郎 203 芦毛 クロフネ ケープリズバーン Bering ノーザンファーム 1995 2 16-c 5-7-7-10 62 ND5x54  
芝で切れ味を発揮できる血が少ない上に、母父や祖母の欧系の重厚さが目覚めた字面。大物感のある好配合馬だがダート向き。芝では苦しそうだが重馬場なら。また、長めの距離向きで晩成気味の字面でもあるので、POGでは手を出しにくい。ただ、育成は順調に進んでいる様子なので、期間内にもやれそうではある。アタリなら兵庫CS(G2,D1870m)を圧勝しそうなイメージ。有馬ルール+交流重賞ありならオススメしてみる。  
F 芝ダ8-10F B B B C 社台TC マストアイテム - 上原 429 芦毛 クロフネ マストシーストップ サンデーサイレンス 社台ファーム 1998 2 1-r 1-3-9-2 63 Hali to Reason6x4  
近親にタヤスツヨシなど母系は優秀。Nasrullah的な血と米血スピードをHail to Reason5x4でまとめて母父を強調。一本調子気味だが、良いスピードを秘めていそう。「母父SS+NDなし」の配合でフサイチリシャールとも共通性があるが、あちらの方が荒削りながらもスピードが強くて迫力がある。こちらはシンプルで小さくまとまっていて長打はなさそうだが、十分なスピードはあるのでハズレでも勝ち上がりには有利。イメージとしてはアタリでベンジャミンS級。半兄ダイワバゼラード(父エンドスウィープ)より好印象。  
総評 クロフネ産駒に関しては、フラムドパシオンなどの03年産馬が想像していた以上にダート寄りの適性を示したことが不安で、有力厩舎の大物感ある好配合馬でも躊躇してしまう。リスト非掲載馬ではアグネスショコラ04(牡,祖母スキーパラダイス)が芝での可能性を感じる好配合馬なのだが血統未登録。フサイチドゥイット(牡,母フサイチユーキャン)は微妙にリシャール的で面白いが、厩舎的に見送り。エンプレスティアラ(母ゴールドティアラ)は人気がありそうな割にはダート馬寄りの字面で、リスト外とした。ネネグースはそう簡単には輩出されないレベルの好配合馬で、上〜中位指名の価値はある。  
  [04年産フレンチデピュティー産駒 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
B 芝ダ6-8F B B+ B C サンデーTC アステリオン - 西 松田国 306 鹿毛 フレンチデピュティ フサイチエアデール サンデーサイレンス ノーザンファーム 1996 3 20-a 4-10-5-7 68 Nasrullah5x6 Almahmoud6x5 Eight Thirty5x7  
ライラプス全妹。当馬のX経路上でBlue Larkspur、Sir Gallahad=Bull Dogなどが多重クロス。米血優位でスピードとパワーに優れるが、欧系のスタミナ血脈を欠いて粘りやしぶとさのない一本調子タイプになりやすい。瞬発力に良さがあるタイプではないものの高速馬場適性は高めで、ファンタジーSあたりは狙い目。こういった米血主体のスピード型は桜花賞では苦戦しているのが不安だが、使い倒す厩舎ゆえ実力以上に稼ぎ出す可能性はある。母も半姉も息が長いが、アルーリング一族のような早熟タイプに出ても不思議ではない字面で、そういったリスクもいちおう考慮に入れておきたい。  
C 芝ダ7-10F B B C C キャロットC ソルヴィエント - 西 友道 503 栗毛 フレンチデピュティ サンウィルシャイン サンデーサイレンス ノーザンファーム 1998 3 23-b 9-8-5-12 62 ND4x4 Bold Ruler4x5 Victoriana5x6  
祖母は優秀な繁殖。配合はND4x4で祖母ドリームビジョンを強調。芝がダメということはないだろうが、Deputy Ministerとノーザンテーストのカナダ系の血が呼応して、フラムドパシオンがダート馬に出たのと同じ様な仕組みで当馬もダート向きになりそう。米血スピード優位でマイル前後がベストだと思われるが、ダートなら意外と距離が持ちそうなイメージも。叔父ユートピアと実馬イメージは近い。サイレントプライドとも似たイメージ。交流重賞ありルール向き。早期から使えそうなのが魅力で、順調に使えればハズレでもダートで2勝を狙える。  
D 芝8-11F B B C B 近藤利一 アドマイヤダンク - 西 橋田 409 栗毛 フレンチデピュティ ロイヤルカード サンデーサイレンス 辻牧場 1999 1-l 6-8-5-5 62 ND4x4  
Sunny Valley系。アンブロワーズと7/8同血。ライラプスとは対照的に、祖母アドマイヤラピスから欧系のスタミナが入った配合。本来なら距離の融通性や成長力がありそうなものだが、アンブロワーズが早熟な短距離馬のまま終わってしまったことが不安。同様に祖母が欧主体だったチアズガディス(母チアズグレイス)が小物だったことも不安感を煽る。押さえるべき血のポイントはそこではないのだろうなーという。8-10Fでアドマイヤムーン的な活躍を見せても驚きはしない配合だが、アンブロワーズのようなタイプに出てしまうと牡馬ゆえに魅力半減。好位からスピード持続型or中団から長く良い脚タイプ。  
F 芝ダ6-9F B B C D ノースヒルズ ストラテジー - 西 太宰 308 栗毛 フレンチデピュティ クイーンリザーブ Miswaki ノースヒルズM 1998 8-f 3-10-8-1 70 Bold Ruler4x6  
母はX経路上でBuckpasserとSeattle Slewの呼応があってWar Admiral3連、La Troienne3連等を内包。当馬の経路上でもBlue Larkspur3連。Bold Ruler〜Nasrullahの流れを軸にした配合でスルーレートとの類似性あり。基本的には一本調子のスピードタイプといった印象だが、スルーレートと比較すると、曾祖母から欧系のスタミナが入った当馬の方がしぶとさはありそう。といっても、母が早熟短距離タイプだったので過信はできないが。早期から使って2勝ちょいの戦績を残せれば成功といったレベルだが、勝ち上がり率は高そうで小銭稼ぎには向く。  
F 芝ダ6-9F C B C C メジロ メジロアダーラ - 大久保洋 301 鹿毛 フレンチデピュティ メジロダーリング Green Desert メジロ牧場 1996 4-m 8-14-6-4 71 Bold Ruler4x6 ND4x4  
母は伴性血縁上でCoutry DeeとWon't Tell Youを経由したWar Admiral4x4など多重にクロス。繁殖としても妙味。母はクロス数が79と異常に多かった上に、Crafty Admiralなど重めの米血の影響が強い配合で早期からというタイプではなかった。当馬もPrince John〜Princequilloの影響が出て、母程ではないにしてもFD産駒としては少し遅め(≒成長力がある)であるし、仕上がりやすいタイプではない。とはいえ、母よりも軽快な印象であるし、タフさもありそうなので厩舎の調教に耐えられればPOG的にも面白い。アタリでも善戦が多くなりそうなイメージ。厩舎のFD産駒は4頭中3頭が期間内に2勝。  
F 芝ダ6-8F B A C C ロードHC レディアーティスト - 西 山内 331 鹿毛 フレンチデピュティ レディバラード Unbridled ケイアイファーム 1997 12-c 5-8-1-6 64 Almahmoud6x5 Nasrullah5x7  
母は名牝系であることに加えて、X経路上でMagicとBalladeが呼応して、繁殖としての資質の高さを感じさせる。配合は、祖母がAngelic Song(Devil's Bag全妹)で母父SSのFD産駒と類似性のある内容に。Mr.Prospectorを内包していることもあって、ライラプスが比較的近いイメージ。配合の完成度や迫力はライラプスに劣るが、母と比べれば整った配合で期待を懸けたくなる。かつての山内馬のように早期から使えれば面白そうな存在なのだが、育成状況を見るとそれは期待薄か。ややダート寄りの字面というのもマイナス。  
総評 母父SSかつ祖母が優秀な馬を中心にチョイス。アドマイヤダンクは注目されても良さそうな血統であるのに育成関連の情報が何もなかったことは微妙に不安。切った人気馬では、アイドリームドアドリーム04は母が高齢であるしエアシャカールには見劣る配合ゆえ見送り。スコルピオンキッス(牝,母スティンガー)は米血優位で一本調子のスピードタイプとしての良さがある配合だが、全血馬が3頭も不発に終わっていることが不安で手を出せない。そこそこのレベルの配合馬が多い父で小銭稼ぎに向くタイプは多いが、何の思い入れもない上に先が知れているので微妙な牡馬は切った。  
  [04年産タニノギムレット産駒 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
B 芝8-12F A B- B A 近藤利一 アドマイヤヒビキ 小島太 416 青鹿 タニノギムレット フサイチケリー サンデーサイレンス ノーザンファーム 1995 5 1-w 8-4-5-4 66 Hali to Reason4x4 Graustark45x4  
Graustark45x4、Hail to Reason4x4で父父BTを強調。大雑把に見ると、父の形態を一部継続しつつも母父SSのスピード、母母父ラディガのスタミナ・底力を加えた形。底力満点ながらも、父が押さえていたRomanのスピードやMumtaz Mahal10連といった決め手に繋がる血も豊富で、中距離での軽快さを期待できる。スローペースにも対応できそうなイメージ。ただ、Graustark3連で気性難ではないかとの懸念はあり、そういった意味でハズレでBT産駒の暴走馬ローマントレイン(ラディガ経由Graustarkクロス内包)、アタリで叔父ナリタタイシン(当馬と父と同じでRomanがスピードの軸)といった感も。あとは、母の繁殖実績が不安材料だが、祖母は伴性的にも優秀で活躍馬を輩出できるだけの下地はある。  
C 芝7-11F B C A C 社台TC シルバーブレイズ 西 松田博 330 鹿毛 タニノギムレット シルバーネックレス サンデーサイレンス 社台ファーム 1996 2 8-c 6-4-5-8 60 Hali to Reason4x4   
祖母は仕掛けあり。実績いまいちの牝系だがこれから伸びそう。父に母父SSは合う。祖母の血がスピード系で底力や大物感はいま一つだが、芝での切れ味に繋がる血が豊富で軽快さと切れ味とを期待できる。本質的にはマイラータイプという印象だが、Hyperionの流れが強くて距離の融通性は高め。長所のスピードと切れ味は重賞でも通じるレベルで、アタリならトライアル勝ちまで見込める。ただ、皐月賞〜ダービーよりはNHKMC向き。ハズレでも小銭稼ぎタイプにはなれる。従兄のインセンティブガイと同程度の好配合馬。グラスワンダー産駒の近親馬シルクネクサス(ベンジャミンS)よりは好印象。  
D 芝ダ8-10F B A C B 吉田和子 アルーリングライン 西 中尾正 116 鹿毛 タニノギムレット アルーリングアクト End Sweep 白老ファーム 1997 2 9-f 11-3-3-8 59 Hali to Reason4x4 Nashua5x6  
仕掛けのある母系で優秀。「Roberto系 x Mr.Prospector系」の組み合わせでBTを強調。両者の米血を中心にした配合で、先行力や切れがあるというよりは抑揚の無いスピードがあるというイメージ。勝ちきれないタイプで厩舎の活躍馬ビッグゴールド・タイガーとも近いイメージ。距離は短すぎても長すぎてもダメで、9F前後がベスト。2歳戦向きの早熟タイプという印象ではなく、アタリならスプリングSなどのトライアルまで楽しめそう。ただ、母や半姉が極端な早熟スプリンタータイプに出ているのは不安。ダート適性も高そうで、交流ありルールの方が妙味あり。汎用性が高く大ハズレがなさそうなタイプとも言える。  
D 芝10-12F B B D A ダノックス ダノンギムレット 小島太 127 青鹿 タニノギムレット チアフル Caerleon ノーザンファーム 1998 2 16-d 5-6-6-6 63 Hali to Reason4x5 Sicambre56x5  
祖母は仏独G1馬。母父Caerleonは父と相性が良さそうな部類に入る。配合はSicambre〜Prince Bio〜Prince Roseの影響が強い珍しい形態。クリスタルパレス、Sea Bird、Caerleon、Shantungといったフランス産の名馬の血を存分に生かしていて、底力の質は父に近いものがある。仏系主体の重さはあるが、時計のかかる馬場ではSicambreな切れ味を発揮してグイグイと伸びてきそうなイメージ。大物感は十分だが、スピードタイプではないのでPOGでの不安が大きいのは確か。適性としては青葉賞というよりはセントライト記念や日経賞向きの感もあるが、重馬場なら皐月賞〜ダービーでの一発も。  
D 芝8-11F B B A C サンデーTC コマンドールクロス 高橋祥 307 青鹿 タニノギムレット マリーシャンタル サンデーサイレンス ノーザンファーム 1996 2 8-f 5-1-5-6 62 Hali to Reason4x4  
母はモノポライザー全姉。シルバーブレイズやサイレントパンサー・プリサイスマシーンとの共通性が高い配合。母父SSに加えて曾祖母シャダイフェザーが2本持つTetratemaの決め手やNasrullahのスピードが生きて、この牝系のイメージ通りに素軽さや切れ味に良さがある。いちょうS・若駒S・プリンシパルS級のポテンシャルはありそうだが、牡馬としては大物感・底力に物足りなさがあって、レベルの高いトライアルレースや本番での勝ち負けまでは望み難い。POGでの指名に際しては厩舎実績が激しく不安だが、育成が順調らしいのは魅力で期待したくなる。スピードはあるので1-2勝率は高め。  
E 芝ダ8-10F B A C C サンデーTC ウイングショット 西 松田国 411 黒鹿 タニノギムレット ウイングドハート Dehere ノーザンファーム 1997 2-s 8-2-1-5 63 Nashua5x6 Turn-to5x6  
近親にカネヒキリ。伴性血縁上で母はSelene2連、LavendulaII3連、祖母はMahmoud3連などを内包。米血優位で、アルーリングラインと似たところのある配合。実馬イメージも近め。スピードは豊富だが母父と牝系の所為でこちらの方がダート適性が高く、ダートの上級レベルでも通じそうな印象。アタリならシクラメンS〜ヒヤシンスSを圧勝しても不思議ではない感じ。ルールによっては、密かにドバイダービーを狙って指名してみるのもありか。ハズレでもダートで1つは勝って条件戦で小銭を稼げそう。交流重賞ありルール向き。  
F 芝ダ7-9F C C- B C 近藤利一 アドマイヤマリア 西 松田博 311 鹿毛 タニノギムレット アップマイスリーヴ A.P. Indy 秋田牧場 1995 6 12-c 6-1-2-6 54 Hali to Reason4x66  
母の伴性血縁上でPrincequillo35x4、War Admiral4x5、Uriva5x4など。繁殖実績は良くないので不安はあるが、それは配合にも問題がありそう。当馬の配合は、母父も祖母もBold Rulerなどスピード系の米血が主体で、それをHail to Reason〜Turn-toでまとめた形。いかにも淡白な一本調子のスピードタイプといった印象だが、POG期間内の牝馬限定戦ならスピードさえあれば何とかなるわけで、紅梅Sあたりなら届きそうなイメージ。切れるという感じではないが、スピード優位で高速馬場適性は高め。どちらかと言えば配合よりも馬主と厩舎に期待しての指名になる。  
F 芝ダ9-11F B C C C 近藤英子 ナヴィゲイション 西 音無 212 栗毛 タニノギムレット サファイヤコースト サンデーサイレンス ノーザンファーム 1997 2 20-c 7-1-7-2 58 Hail to Reason4x4〜Turn-to5x56  
母はマーメイドS3着。祖母はX経路上で地味に多重クロス。母父まではアドマイヤヒビキ・シルバーブレイズと同じだが、当馬は祖母が米血主体で別タイプ。Bull Lea6連の硬さが出ていて、切れるというよりは馬力型という印象。やや一本調子気味に先行して好位からじわっと踏ん張る感じ。マイペースに楽な競馬ができれば若葉Sや毎日杯あたりでも善戦できそうなイメージ。ダービーよりは皐月賞の方が可能性はまだ高いが、派手な活躍は期待しにくいので2勝ちょいの成績を残せればアタリと考えていい。ダート適性もあり。  
F 芝ダ7-10F B B B C ラフィアン マイネアプレイザー 西 中村均 524 黒鹿 タニノギムレット ダンツシュアー Storm Cat 谷岡正次 1992 5 22-d 4-1-3-4 61 Royal Charger≒Nasrullah8連  
半姉ダンツクインビー。Royal Charger≒Nasrullah8連、Sir Gallahad=Bull Dog12連を軸にした硬質なスピードタイプ。意外と似ているのがアイアムツヨシ。順調に使えるなら1つ2つは狙いやすいタイプ。早期からスピードを発揮しつつ、年が明けてからも紅梅SやエルフィンSあたりなら手が届きそうなイメージ。ダートもこなす。早期デビューがなくなって評価を下げたが、元々遅い生まれであるしプラスに作用することを期待したい。  
F 芝ダ8-12F B C C B サンデー サイレントパンサー 萩原 128 黒鹿 タニノギムレット ビーサイレント サンデーサイレンス 白老ファーム 1992 5 12-f 4-2-5-4 66 Hali to Reason4x4  
半兄プリサイスマシーンと3/4同血。父母タニノクリスタルの仏系を曾祖母でしっかりと押さえた配合で、ややスタミナ優位の中距離型。イメージ的には地味ながらも中距離でしぶとい走りを見せそうなタイプ。ただ、半兄もほぼ同様の配合でありながらマイル以下の距離でも好走していることから、当馬もそういったタイプになる可能性はありそう。母の仔が全般的にじわじわと成長するイメージであることと萩原厩舎所属ということで評価を下げた。  
F 芝ダ8-10F B B- B C 薗部博之 馬名未決定 宗像 307 黒鹿 タニノギムレット プライムステージ サンデーサイレンス 社台ファーム 1992 6 1-x 5-1-5-4 60 Hali to Reason4x4  
La Troienne系。Hail to Reason的な米血優位の配合。欧系のスタミナ血脈が弱く、底力や距離の融通性となるといま一つだが、母系が積み重ねた米血スピードをHail to Reasonでまとめた点には良さがあり、マイル〜中距離で好位から一瞬だけ切れるタイプ。不安は母の繁殖実績と、気性的にまともなのかどうか。見送りの予定だったが、北海道デビューを予定しているとの情報を何かで目にして半信半疑ながらリスト入り。  
F 芝8-12F B C C B 田中昇 イントゥザサン 武藤 413 鹿毛 タニノギムレット ポピーフィールド サンデーサイレンス 信成牧場 1996 4 8-i 5-1-5-3 63 Hali to Reason4x4  
JRAブリーズアップセールで1627万円。母系並上。トップガンジョーと1/2同血。コマンドールクロスよりはサイレントパンサーに近い配合。母父SS、母母父Be My Guestとの相性の良さに加え、曾祖母でクリスタルパレスの仏系のスタミナを緻密に押さえられたのが長所。G1レースで武器となるほどの切れ味や底力はないが、スピード・スタミナのバランスが良いので総合力の高さを生かしての中距離OP戦での堅実な走りは可能。近親のトップガンジョーよりは開花が早そうな配合で早期入厩はプラスだが、厩舎が厩舎ゆえ非常に微妙。現実的には期間内2勝を目指せればといったところか。  
総評 TG産駒はリストに掲載した以外にもそこそこの好配合馬が多かったのだが、PGPドラフト〜S-POG初回入札時に手を出せたのは以上の12頭。7/23時点ではターフギムレット(中尾正,牡,母クオレル)を追加したい。母はシンコウノビーとほぼ同じ構成。母父Nashwan x 母母父Nijinsky x 母母母I Will Follow という累代で、トーホウシデン的な晩成気味の本格配合。PGPドラフト時は厩舎不明・情報なしで候補としては考えられなかったが、中尾正で入厩中なら面白そうなのでS-POGで入札してみた(評価BADA)。  
  [04年産ジャングルポケット産駒 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
B 芝9-12F A B+ B A サンデーTC ジャングルバード 西 松田国 329 黒鹿 ジャングルポケット マンファス Last Tycoon ノーザンファーム 1991 6 22-d 10-4-6-6 55 Hornbeam4x5 ND4x4  
母はX経路上でNogara3連。配合はトニービンとBlakeneyが呼応してHornbeamを主導とした珍しい形態に。この型の活躍馬にはマイネルデュプレ(共同通信杯)がいるが、当馬の方が構成が整っている上にHyperionの血の流れにも迫力があって好印象。トニービンの欧系の重厚なスタミナが強くなっていて、父のイメージよりも力の要る馬場を得意としそうだが、決して鈍重なタイプではなくて中長距離での反応性は優れていそう。東京コースで長く良い脚を使えそうなイメージで、フローラS〜オークスで楽しみ。牝馬としては鍛え甲斐があるので厩舎とも合う。特殊な形態ゆえ1位で勝負を賭けるのは怖いが2-3位なら。  
D 芝9-12F C B B B 関口房朗 フサイチホウオー 西 松田国 216 鹿毛 ジャングルポケット アドマイヤサンデー サンデーサイレンス ノーザンファーム 1995 4 1-p 8-5-4-9 55 ND4x4  
半姉アドマイヤメガミ。全体をリードするNorthern Dancer的な血で構成された配合の骨組部分には良さがあり、特にHyperionの血の流れは魅力的。AlmahmoudやHyperionとNasrullah周辺の血の影響で、東京競馬場で大外を回す競馬は得意としそう。欠点としては、当馬の母は母父だけでなく祖母も米血が強めなのだが、その内部のMan o'War、Sir Gallahad=Bull Dogなどの主要米血がごっそり欠落してしまったことが痛い。緩さや不器用そうな感じが出て、レースの流れに乗るのは上手くなさそう。牧場・厩舎がみっちりと鍛えてくれば面白いが、配合の完成度は半姉やジャンバルジャンの方が高い。  
D 芝10-12F B B B B サンデーTC ジャンバルジャン 萩原 218 栗毛 ジャングルポケット ネオクラシック サンデーサイレンス ノーザンファーム 1997 1-l 7-8-4-8 50 ND4x4  
Sunny Valley系。Nureyev≒Sadler's Wells3x3で全体をリードしつつ、トニービンとSun Princessの呼応等で欧スタミナを緻密に生かした配合。母父の米血は欠落したが、SSの欧系の切れ味は生きている。ゆったりとした中長距離レースで差して良さそうで、実馬イメージは母全兄のボーンキングよりはリンカーンに近い。スタミナ優位の字面ではあるが反応の良さはありそうで、重厚で鈍臭いということは無いはず。完成は期間後だろうし慎重派の厩舎ゆえPOG的には不安だが、アタリの場合は青葉賞を素質で制しても不思議ではないイメージ。母父までが同じフサイチホウオーの配合よりも洗練されていて好印象。  
総評 JPはHyperionの血の流れの強さが種牡馬としての最大の武器。Man o'War、Sir Gallahad=Bull Dog〜Teddyといった主要米血の欠落は種牡馬としては不利ではあり、打率の高いタイプの種牡馬ではないだろうが、武器であるHyperion等の欧系のスタミナとNasrullahのスピードが強調された配合からは東京コース向きの大物を期待できる。逆に米血とNasrullah主体の母との組み合わせであっても、「大物感、成長力、底力」といった要素を期待できない代わりに、「早熟性とスピード」を武器とするタイプの輩出は可能だと思われる。今年は全て切ったが04年産でいえばルビウスのような配合馬の動向に注目したい。母父SSとの組み合わせに関しては、牡馬クラシックを狙うのなら祖母は欧主体がベター。  
  [04年産 新種牡馬産駒(TG・JP除く) 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
D 芝7-11F B A+ B B 近藤利一 アドマイヤビアン 西 橋田 226 鹿毛 アドマイヤコジーン アドマイヤラピス Be My Guest 辻牧場 1992 6 1-l 3-9-14-2 68 ND4x3 Lady Angela5x5  
Sunny Valley系。母父Be My Guestを強調。強調された母父内Tudor Minstrelや、ミセスマカディー≒Ela-Mana-Mou的なFair Trial系(Petition・Court Martial)のスピードが強くなっているので、切れるというよりはスピードの持続性と粘りに良さがありそう。マイラータイプという印象ではあるが、Hyperionの血の流れをはじめ、欧系のスタミナの血も緻密に押さえていて距離の融通性は高め。父父Cozzeneのアクの強さが出なければ、牝馬限定芝10Fの重賞レースにも十分に対応できそうなイメージ。早熟でもないはず。半兄アドマイヤフジには若干見劣りするが父の産駒としては最上級レベルの好配合馬。  
D 芝8-10F B B C C ラフィアン マイネルシーガル - 国枝 331 黒鹿 ゼンノエルシド エイシンアイノウタ サンデーサイレンス 小河豊水 1996 4 2-n 8-1-8-2 57 Hail to Reason4x4  
エイシンテンダーとアモーレの分析時に書いたが、祖母は伴性血縁上でPrincequillo4x3、Mahmoud5x6、Sir Gallahad56x6を内包した妙味ある繁殖。配合は大雑把に言えば、欧血寄りマイラーx米血寄りマイラーの組み合わせだが、父の配合では生かされていなかったCaerleonの米血スピードをHaloやDamascusで受け止めつつ、父母エンブラの欧系のスピードもSSの母方で受け止めたところに良さ。Hyperion8連・Pharamond=Sickle6連のSelene系の血の流れが強いので、スピードの持続性や粘りは十分。本格的なスタミナ血脈を欠き、成長力や底力となると期待薄ゆえ、早期から使えないのは痛い。  
E 芝ダ6-9F B C C C エイシン エーシンエスヴィー - 西 瀬戸口 410 芦毛 スウェプトオーヴァ ーボード エイシンビーナス サンデーサイレンス 栄進牧場 1993 3 16-b 3-3-7-8 56 ND5x4 Turn-to7x5  
母は阪神3歳牝馬S4着。「エンドスウィープ系 x 母父SS」の配合だが、実馬イメージはアドマイヤムーン・ラインクラフトよりはアイスドールやエイシンアモーレあたりに近いイメージ。Hyperion10連、Sickle=Pharamond11連とSeleneの流れが非常に強い配合で、持続性のあるスピードと好位からの粘りを武器にしそうなタイプ。牡馬としては夢がない配合だが、瀬戸口厩舎で早期入厩であるということが一番の魅力で、順調に使ってもらえれば2歳マイル戦線で堅実に着を拾えそうなイメージ。上位で何が何でもという馬ではないが、現実的に2500万程度の小銭稼ぎを下位で狙うにはよい。ダートも○  
F 芝8-11F B D- B C 岡田美佐子 インパーフェクト 田部 506 栗毛 ナリタトップロード ブルールミナール アイシーグルーム 荒谷牧場 1991 6 8-a 5-5-9-2 58 ND5x5 Wild Risk6x5 Nasrullah5x5  
母系は辿っても活躍馬がいないが、配合は良い部類。父父サッカーボーイの欧系のスピード・スタミナと、父母フローラルマジックの米血スピードが、強調された母父アイシーグルーム内に集まっているのは長所。現状は恐らく前面のスピード系の血の影響が強いのだろうが、ディクタスとRunaway Brideの呼応などBlandfordな重さもあるので、距離の融通性はありそう。コスモバルクの配合程の大物感はなく、皐月賞〜ダービーでどうかとなると届いていない感が強いが、アタリならラジオNIKKEI賞級の可能性はある。父系とBlushing Groom系の組み合わせは試行数が少ないが大物輩出の余地があり面白い。  
総評 新種牡馬はタニノギムレットとジャングルポケット以外は、各種牡馬5頭前後しか配合を見ていなかったりする。マンハッタンカフェ産駒は数が多いしアタリも出るのだろうが、分析する時間があまりなかったこともあって実質的に今年は全パスということに。新馬戦2着後に配合を初チェックしたセントラルカフェは好配合で少し後悔した。アドマイヤコジーン産駒はアドマイヤデュークが人気だったが、ジリっぽい条件級マイラーという印象で指名する気にはならなかった。ゼンノエルシドは種牡馬としてよりも繁殖牝馬としての方がSS2世種牡馬の受け皿になって利用価値が高かったかも。ナリタトップロードは父方の欧スタミナと、母方の米スピードのどちらに合わせるかで産駒のタイプが大きく変わる。意外性がある種牡馬と言えなくもない。ウォーエンブレムは難しい種牡馬という印象。産駒の多くはダート馬になるだろうが、母父SS+Raise a Nativeクロスなら芝をこなせるマイラータイプも輩出できなくはなさそう。  
  [04年産外国産馬・持込馬 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
E 芝6-9F B A B C ノースヒルズ ローブデコルテ 西 松元茂 428 芦毛 Cozzene Color of Gold Seeking the Gold Mr.&Mrs.LarryD.Williams  1996 4 10-d 5-5-4-6 61 Nasrullah5x66  
従姉スティルインラブ。当馬の伴性血縁上でWar Admiral5x4、Blue Larkspur4x56を内包。父と母父のイメージ通りにスピード優位の好配合馬。米血スピードが強くてやや一本調子気味だが、NDxHyperion系の祖母から芝向きのスタミナも確保。従兄のダイワネバダ(父スターオブコジーン)とも類似性があるが、こちらの方がシンプル。ノースヒルズのCozzene産駒ではゴッドオブチャンスも好配合馬だったが、当馬の方が芝で軽快そうなイメージ。早めからとのことなので、ファンタジーS〜阪神JFや桜花賞路線で楽しみ。同父産駒シルクブラボーで結果を出した厩舎ゆえ期待したい。高齢な父は微妙に不安。  
F 芝ダ6-9F A A C B 金子真人 ノーフォークパイン 萩原 301 鹿毛 Crafty Prospector ライラックレーン Bahri 白老ファーム 1997 3 19-b 13-3-4-4 48 Nashua4x5 Native Danser4x77  
牝系優秀。母は伴性血縁上Nijinsky2x3を内包。全兄は米G2(D8.5F)で2着。Mr.Prospector、Riverman、Nijinsky、Robertoといった質の高い米血を主体とした配合。配合形態はNashuaを主導に父父Mr.Prospectorの硬質な米血スピードを強調したタイプ。血の統一性が高いこともあって、その集合力は抜群で迫力がある。ただ、芝で切れるというよりは、一本調子のスピードで押すタイプで、アタリ時の実馬イメージはマイネルモルゲン的。数を使われて良化しそうなタイプゆえ、萩原所属だと知って評価を下げた。ダート得意そう。  
E 芝ダ8-10F B A B B 細川益男 マチカネエベッサン 西 藤岡健 419 鹿毛 Danehill Matikanehamatidori サンデーサイレンス Machikane Farm 1998 2 4-n 17-9-4-4 58 ND3x5  
優秀な牝系。母のX経路上でSir Gallahad=Bull Dog7連。Sir GallahadとBull Dog兄弟は米リーディングBMS14年連続で1位。父Danehillの力強いスピードを生かしながらも母父SSから芝向きの切れ味が加わった形。祖母の血が米血主体で硬質であるがゆえに距離の融通性はいま一つだが、10Fまでなら十分にこなせる。Danehill産駒としては軽いタイプで、アタリならアーリントンC〜NHKMC路線級のイメージ。ダートもこなせる。03年産の全兄マチカネヒカルが未だデビューしていないことは不安。育成に関する情報はなし。  
F 芝8-12F A B- D B 近藤利一 アドマイヤフランク 西 橋田 409 黒鹿 Danehill Mayaasa Lyphard King Bloodstock 1989 8 1-k 13-5-16-1 64 ND3x3  
デザートキングと3/4同血。海外全兄は13戦1勝。重厚だが好配合。母父までの組み合わせが同一のマヤノアブソルート(Buckpasser4x4内包)よりは日本の芝適性が高そう。残りは母母父Bustinoでスタミナ・曾祖母でスピードという形だが、Hyperionは欠落していて日本ではそれほど距離の融通は利かない可能性があるし、切れ味も不足気味。芝8-10Fあたりでズブいタイプという印象もある。大物感があるので夢を見たくなる配合ではあるが、強度の近交と母の繁殖実績も不安。指名するなら不発は覚悟の上で。やや晩成で有馬ルール向き。  
C 芝6-8F B C B C 金岡久夫  コンゴウダイオー 西 山内 228 鹿毛 Fasliyev Bonita Primo Dominie 1992 5 5-j 12-7-4-1 51 ND3x6  
Northern Dancer3x6で父父Nureyevを強調した配合。父自体が「Nureyev x Mr.Prospector x Never Bend」という累代の極端なスピード型の配合だが、そこにさらに母父Primo DominieやNishapourなどからも欧スピードを加えた形。早熟だが持続性のあるスピードと欧主体の血の統一性の高さを背景とした反応の良さは魅力。粘りもあるので早期ならマイルまでは誤魔化しうる。ただ、年が明けてからは期待よりも不安の方が大きいし、平坦向きという印象も。入厩済みの好時計馬ということで、ラベンダー賞〜函館2歳Sを狙うには良いが、そこでこけると厳しい。厩舎がかつてのような使い方をしてくれればいいが。  
E 芝ダ9-12F C B C B 金子真人 クイーンカアフマヌ 西 松田国 422 鹿毛 King's Best アルアメント Sadler's Wells 白老ファーム 1994 4 14-c 10-0-15-7 60 ND5x3 Raise a Native4x4 Special5x4   
優秀な牝系。母仏G3馬、祖母愛オークス馬。KingmamboとSadler's Wellsの組み合わせは、エルコン以外にDivine ProportionsとVirginia Waters。Nureyev≒Sadler's Wells4x2で母父を強調した形態には類似性があるが、彼らのようなX経路上のSpecialクロスは発生せず。タイプとしては欧系のジリっぽさに加えて母母父AlydarからRaise a Nativeの米血スピードが出ていて切れる感じではないが、中距離レースで先行してからのHyperionな粘りには良さがありそう。ベストは10Fで桜花賞・オークスとも少しズレている感覚があるが融通は利く。ビーオブザバンより好印象。  
E 芝8-11F C B C B 青山洋一 エレクトロベル 西 池江寿 224 黒鹿 Red Ransom Belle Turquoise Tel Quel David S. Milch 1998 16-c 9-7-3-1 48 Nasrullah5x77 Mossborough6x5  
意外と優秀な仏牝系。母は伴性血縁上でBig Game3x4を内包。NasrullahとMossboroughのNearco系を軸にSelene系とBlandford系のスタミナが絡んだ骨組はPOG向きで好印象。米血スピードも隠し味的に効いている。構造的に難があるものの、父母アラビアIIの血がきっちりと生きているのはポイント。仕上がりやすさとマイル〜中距離向きのスピード・粘りはあるので、早期のマイル〜中距離重賞ならば通じなくはない。切れはいまいちで好位から雪崩れ込むような競馬が合いそう。好配合と言うには足りないが、部分的にSilver Hawk産駒シルヴァコクピットに通じる。成長力や器の大きさに関しても似たような印象。  
E 芝ダ8-11F A A C B 山内邦一 ラブレター 西 坂口大 422 青鹿 Rock of Gibraltar ナショナルポートレイト Royal Academy 笠松牧場 1995 4 22-b 10-8-10-7 56 ND44x45〜Natalma555x56  
Royal Statute系。近親にイブキパーシヴや仏2歳G1馬。アタリ馬は早期から結果を残せる牝系。父父デインヒルや母母父Mr.Prospectorなど米血寄りのスピードに良さがある配合で、先行してパワフルで持続性のあるスピードを発揮しそうなイメージ。マイラーとしては底力十分。問題は血脈的に日本の芝での切れ味に不安があることで、ハズレだとダート8Fで入着を繰り返すタイプになりそうな感も。京都よりは阪神向き。かつての厩舎所属馬マヤノアブソルート(父Danehill)よりは仕上がりやすく軽快さがありそう。育成状況は内田Sにいるらしいということしかわからず。生産者に中央での重賞実績がないのも微妙。  
総評 育成情報のない馬や、スピード不足の懸念があったり米血ゴリゴリで如何にもダート短距離向きといった感じのタイプは軽視した。PGPドラフト時点では存在すら知らなかった馬だが、7/23時点ではセイウングレイシー(外,尾形,父Fantastic Light,母Winning Girl)をF評価に入れてみたい。母父Danzig直仔+祖母Alleged内包という形はジャリスコライトと同じ。ジャリスコより米血優位で馬力が強すぎたり垢抜けないところはあるが、大物感はある(評価BADA)。ちなみに父と母は同牝系で母は伴性血縁上War Admiral3連等を内包。  
  [04年産父内国産馬(SS系・新種牡馬除く) 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
E 芝6-9F B B- C C 大川徹 馬名未決定 畠山吉 331 栗毛 サクラバクシンオー スイートアップ Caerleon シンボリ牧場 1995 5 14-f 9-12-7-4 61 ND4x4  
曾祖母Rainbow Quest全姉。Nijinsky経由のNorthern Dancerクロス4x4で父母を強調した配合。Sharpen UpでHyperionがしっかりと注入されたのが好印象で、芝での粘りは十分。大雑把にみればショウナンカンプなどのバクシンオー産駒活躍馬にも通じるものがある。厩舎は地味だがシンボリスナイパー(クリスタルC2着)やガッサンルーブル(クリスマルローズS2着)などバクシンオー産駒でそれなりに実績があるのは魅力。派手さはないが、アタリならOP戦では問題なく上位争いできるレベル。NHKMCには届いていない感じ。  
E 芝ダ6-8F B C B C サンデーTC アンソロジー 西 中尾秀 325 鹿毛 サクラバクシンオー ポップス サンデーサイレンス ノーザンファーム 1992 5 7-c 9-12-4-10 63 Nasrullah56x57 Nearctic5x5 Almahmoud6x5  
半兄ポップロックはエリシオ産駒初の牡馬重賞勝ち馬。配合は、5代目に並んだNasrullah、Nearctic、Almahmoudのスピードがそれなりに連動していて軽快。スタミナ血脈に物足りなさがあって大物感となるといま一つだが、フェアリーSや紅梅Sあたりなら勝負になりそうなイメージ。入厩済みということもあって小銭稼ぎ狙いには適当な馬。血の内容は異なるが、配合形態は微妙にアドマイヤムーンにも通じる。  
F 芝ダ6-8F B A- C C サンデーTC ファインクローザー 小島太 307 栗毛 サクラバクシンオー ジョディーディア Woodman 白老ファーム 1993 7 12-c 9-11-5-9 54 ND4x4 Victoriana6x5  
Graceful Touch系。母は伴性血縁上でSwaps3x5を内包。母父が同じヒシハイグレード(芙蓉S4着)とは「Northern Dancerクロス内包+祖母がカナダ系を内包」という点で共通。当馬の方がややスピードは上で、母系も良い分だけ期待感は上。安易にアドマイヤカリブ級の活躍を期待すべきではないが、OP戦で通じても不思議ではない内容。1-2勝率は高め。ダート適性も○   
F 芝8-12F B C C B 吉野隆郎 アローイレブン 西 松元茂 324 鹿毛 トウカイテイオー クィーンイレブン サクラローレル ヒノデファーム 1999 1-k 4-6-1-6 51 ND4x4  
母は伴性血縁上Riverman3x3を内包。Royal Charger≒Nasrullah9連〜Nearco14連、Hyperion9連、Blandford22連といった血の流れをND4x4でまとめた配合で、シンプルさと血の統一性の高さに良さ。それとなくDjebel6連などパーソロン周辺の欧血を押さえているのも好印象。血の世代が進んでいて構造的には脆さがあり、大物感となるといま一つだが、父のスピードは生きていることから芝での素軽さは期待できる。迫力のある末脚とはいかないだろうが、好位から反応良くスッと差せそうな感じ。10F前後がベストという印象だが、京都なら12Fでも。  
F 芝8-11F C B C C オースミ オースミオーカン 西 安藤 327 鹿毛 フサイチコンコルド ホッコーオウカ リンドシェーバー 鮫川啓一 1993 7 3-l 6-4-6-7 59 Nearctic55x5  
全姉オースミハルカ。NearcticとNasrullahで全体をリード。切れは無さそうだが安定した中距離向きのスピードがありそうなタイプ。祖母内プロント、トサミドリで父方の欧系の血を緻密に押さえているのは好印象であるものの、牡馬としてはやや底力に欠けてクラシック本番では厳しそう。早期から動けるなら新潟2歳S〜東スポ杯2歳Sなどは合いそうだが、人気が高すぎて狙いづらい。  
総評 サクラバクシンオー産駒は例年並みといったところ。オリオンスターズ(母ユーワジョイナー)はネヴァービート4x3で父父サクラユタカオーのNasrullahなスピードを強調した配合で、アタリ時はデンシャミチくらいの活躍をしても驚きはしないものの、指名するかどうかとなるとワンパンチ足りない感じ。早期入厩で好時計なら候補入りしていただろうが、そうなったらそうなったで人気になりすぎて取れないと思われる。  
  [04年産その他内国産馬(SS系・FD系・新種牡馬・○父を除く) 指名候補馬]  
総合評価 距離適性 配合 母質 切れ 底力 馬主 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 生産牧場 母生年 産次 F.No. 影響度 クロス数 主なクロス  
F 芝ダ6-9F B A C C エクセルM トップクライマー - 西 坂口則 401 鹿毛 アフリート エリモアメジスト Seattle Slew エクセルマネジメント 1992 6 2-d 14-5-4-8 67 Native Danser4x5 Nasrullah56x66  
Cosmah系。祖母は伴性血縁上Almahmoud2x3を内包。父父Mr.Prospectorを強調した米血優位のスピードタイプ。一本調子だが祖母から粘りもそれなりに。短距離なら芝もこなしそうだが本質的にはダート向き。母はやや高齢。厩舎のアフリート産駒は2頭/3頭が期間内に2勝。ハズレでも順調に使えれば勝ち上がりは苦労しないタイプで2勝を目指せる。交流重賞ありルールなら考えてみてもいい1頭。  
F 芝ダ8-11F B C C B シルクHC シルクレグナム - 西 山内 313 鹿毛 クロコルージュ ドリーバード スリルシヨー 上水牧場 1994 3 1-m 4-10-8-5 54 Nasrullah55x675 Round Table4x5  
母スタントマン全妹。NasrullahとPrincequilloを軸とした配合。Nasrullah血脈のみならず、Panorama系のスピードなどが生きていて重厚すぎるということはない。マイル〜中距離レースをスリルショーやRaja Babaのスピードで淡白に先行して、父方のスタミナで耐えるイメージ。高速馬場での瞬発力や重賞での底力となるといま一つか。内包した血脈などはローマンエンパイア的と言えなくも無い。厩舎がかつてのような使い方をしてくれれば、意外な活躍を見せる可能性はある。Round Table色が出すぎるとダート馬となりそうな感も。  
F 芝ダ8-11F B A D B 国本勇 カイテキセレブ - 西 橋口 414 栗毛 ティンバーカントリー アイリッシュピース サンデーサイレンス 猿倉牧場 2000 6-a 8-11-1-2 52 Busanda5x6〜War Admiral6連 Khaled65x7  
叔父ハーツクライ、近親ダイヤモンドビコー。当馬の伴性血縁上でWar Admiral54x6、Hyperion3x7など。配合は、SSとTBで父のHyperionの流れを継続したまでは良かったが、曾祖母内Busandaが父に反応してしまって、結局は父同様にWar Admiralの強い馬力型になってしまったという印象。中距離で先行して雪崩れ込むような競馬が合い、消耗戦に持ち込めればPOG期間内の牝馬重賞でも勝負になりそう。恐らく現実にはなかなか勝ちきれないだろうが、小銭を稼ぎつつ良化して、期間内2勝+オークスTR入着しそうなイメージはある。ダートは勿論○  
F 芝ダ6-8F B B C D サンデーTC ディオスクロイ - 手塚 413 栗毛 フォーティナイナー ディアブロズストーリー Diablo ノーザンファーム 1994 6 9-f 10-10-2-2 57 Nasrullah55x6 Roman5x6  
母カナダG1馬。エンドスウィープ産駒の半姉デュアルストーリー・半兄アドマイヤベッカムと類似。当馬の方がNasrullahとRomanのスピードが強く出ている。スピードはあるので勝ち上がりやすいタイプだが、反面、スタミナ血脈は弱いので距離延長や成長力となると不安が大きい。POG的には、ダート6-7F向きのタイプに出て2つ勝ててもその先の路線が設定されていないに等しいので、能力があってもさほど稼げない可能性が高いのが微妙。  
B 芝ダ8-12F A B C B 山田博康  ヤマカツブライアン - 西 池添 504 黒鹿 ブライアンズタイム ヤマカツスズラン ジェイドロバリー 岡田牧場 1997 1-b 16-5-3-2 56 Nashua4x6 Royal Charger5x6  
Roberto強調型の好配合馬。Mr.Prospector、Nijinsky、コリムスキーで父の米血スピードを引き出しつつ、Specialや曾祖母でGraustarkの欧系のスタミナを引き出した配合。突き抜けた大物感や個性はないが、欧米の血のバランスが良く、中距離ならあらゆる条件で器用に競馬をしそうな万能性が魅力。BT産駒としては母のイメージ通りスピード優位だが、切れ味はいま一つで先行した方が良さそう。アタリならアーリントンCや毎日杯を狙えそうなイメージで、どちらかといえばダービーよりは皐月賞向き。入厩済みであることと、厩舎からBT産駒の重賞勝ち馬が出ていることはPOG的に心強い。  
E 芝ダ8-11F A A+ B B ノースヒルズ ノータブルアート - 西 池江郎 401 青鹿 ブライアンズタイム アンブロジン Mr. Prospector ノースヒルズM 1988 7 A4 13-4-10-6 61 Nashua4x4  
Coutry Dee系。ノーリーズン全妹。BT産駒としてはスピード優位で、桜花賞路線にも対応しうる。むしろ、Hyperion等の欧系のスタミナ血脈を欠いていることから、オークスでは不安が強い。母が高齢な点や、この牝系特有の故障率の高さ、BT産駒活躍馬の全弟妹でPOG期間内に活躍した馬がいないことも不安。父ももう高齢であるし、なるべくならフレッシュな母の仔を選びたいが、下位まで余れば悪くない。  
F 芝ダ9-12F A B B A サウスニア ハイドパーク - 藤沢和 501 鹿毛 ブライアンズタイム タニノクリスタル クリスタルパレス カントリー牧場 1988 7 9-c 7-8-3-7 65 Graustark3x4  
母は伴性血縁上でSicambre2x3を内包。CaroやRomanで父の米血スピードを生かしつつ、Graustark、Sea Bird、Sicambreから質の高い欧系のスタミナ・底力を加えた配合。ちなみに、未熟だったがゆえに全兄を低評価してしまった過去がある。Graustarkクロスが発生していたり、Flower Bowl内HyperionとSon-in-Lawが欠落していたり、Sir Gallahad=Bull Dogの流れが良いわけでもなかったりと、当時のBT産駒の活躍パターンからズレていたことが原因。リベンジしたい気持ちもあるが、「母高齢、サウスニア、藤澤和のBT産駒、BT産駒活躍馬全弟妹」といったキーワードを考慮すると10頭持ちでは見送りたくなる。  
F 芝ダ7-10F B B C B 関口房朗 フサイチオフトラ - 西 大久保龍 510 鹿毛 ブラックホーク ダンシングサンデー サンデーサイレンス 社台ファーム 1997 2 7 14-6-8-10 60 ND3x4  
母はダンスパートナー全妹。バルバロとはタイプの違う配合で、当馬は母父SSをNorthern Dancerクロスで挟んだタイプ。父は欧主体だったが、当馬の配合では父母父Silver Hawkの米血が母方ダンシングキイと呼応して、父よりも馬力優位のタイプに。芝で切れるというよりは、スピードとパワーに良さがありそうなイメージ。内包した血の質は高いので、重賞戦線で通用する可能性もあるが、ややダート寄りのタイプに出そうな感も。母の資質を観察するには適当な配合内容。  
総評 社台グループを優先して指名するという方針ゆえに、今期はチェックが手抜き気味だったカテゴリー。BT産駒はマヤノメイビー04(牡)のような質の高い好配合馬もいたが、米血優位の馬力型である上に厩舎・育成情報もなしでは手を出せない。タイキシャトル産駒はデータ的に早期入厩馬以外は確率が悪いのだが、入厩済みの馬ではテイエムホープフルがG評価だったくらいでめぼしい馬はいなかった。グラスワンダー産駒は早期入厩馬のヤマノブルーグラスを当初はF評価していたが、指名するには全体的に魅力に乏しくてリスト外に。あとはマイディアサン(母マクリス エアグルーヴと同じパロクサイド系)が少し気になった程度。キングヘイロー産駒はニューデイダウニング04(牡,BTと同牝系)とかロージーレディー04(牡,岩戸)は好配合と言える内容だけど、指名する勇気があるわけもなくリスト外。キングヘイローは好きな種牡馬なのでいつかはPGPでも指名してみたいが・・・。