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  [07年産指名候補馬リスト 注意書き]                                  
・目的 : 公開を前提とした指名候補馬リストを作成し、丁寧な配合分析を行って、厳選したリストで各POGに臨む。                   
                                                   
・分析対象 : 今期は優駿5月号、丸ごとPOG、競馬王POG本、その他POG本・雑誌立ち読み、ネットでの情報で目についた馬から750頭程度を分析。    
           タニノギムレット産駒のみ全頭検査。○外・持込は血統登録に時間がかかることからパスした馬多し。                  
                                                   
・ランクの目安                                                 
  A( 3頭) : G1〜重賞級の可能性あり。                                  
  B( 6頭) : A評価馬よりリスクが高いか、器が小さい。                                
  C(18頭) : 重賞〜オープン級の可能性あり。B評価馬よりリスクが高いか、器が小さい。                          
  D(25頭) : C評価馬よりリスクが高いか、器が小さい。D以下は一部のみ当リストに掲載。                          
  E(54頭) : オープン〜2勝級の可能性あり。情報の乏しい馬、リスクの高そうな馬が目立つ。補欠。                      
  F(78頭) : 一定以上の配合内容はある馬。 主に1勝級、晩成、厩舎不明、微妙厩舎、情報なしなど。                      
                                                   
・配合評価項目について                                          
  配合 : 父・母間の血の相性の良さ、活躍馬と共通性があるか、重要なポイントを押さえているかなど。I理論的な配合構造論に関しては以前よりは軽視。  
  母質 : X-Factor的な視点、ファミリーナンバー理論的な視点(特に5代内の実績・傾向)で総合的に評価。                    
  切れ : 高速馬場やスローな流れでの瞬発力、スピード要素・素軽さ全般。                              
  底力 : 時計のかかる馬場や厳しいレース展開での強さ、しぶとさなど。                              
  注 : 以前とほぼ同じニュアンスだが、配合観や評価の視点が変わったり、活躍馬の傾向をフィードバックしたりで過去の全兄姉から評価の変動はある。  
                                                   
・タイプについて                                                
  先 : 中団より前方での競馬が合いそうなタイプ。距離が短くなるにつれてやや米血優位の傾向。                        
  差 : 中団より後方での競馬が合いそうなタイプ。距離を問わずやや欧血優位の傾向。                          
                                                   
  A : 決め手のある脚を使えるタイプ。先AでHyperion弱だといい脚をあまり長くは使えない傾向。差Aだとスローの瞬発力勝負に強い傾向。      
         → 主に、Nasrullah+Princequillo型、Almahmoud+Nasrullah+Hyperion+(米血)型。                        
  B : 持続性のある脚を使えるタイプ(小脚を使うタイプも含む)。先Bだとスピード持続型か、先行して粘り強い傾向。差Bだと長くいい脚を使える傾向。  
         → 主に、米血+Hyperion(Selene)型、Almahmoud+Hyperion(Selene)型、Northern Dancer+Hyperion(Selene)型。他にTurn-toやFair Trialの強い配合。  
  C : 底力・馬力に良さのあるタイプ。切れも持続性のある脚もさほどないが、ダートや時計のかかる重馬場・消耗戦なら強そうなタイプ。      
         → 主に、Alleged的な血や仏血が強いタイプ。もしくは、B型のうちスピード・瞬発力要素の極端に乏しい配合。              
  D : 一本調子タイプ。スピード・先行力は高いが、底力や粘りに欠けるタイプ。                            
         → 主に、Nasrullah+米血型。                                    
  注 : 07年産分析途中に思いつきで加えた項目で、それぞれの境界条件は管理人クオリティゆえ曖昧w 最終的には独断と偏見で分類。      
        単純な配合の良し悪しも重要だが、それ以上にどういったタイプに育つかを予測することがPOGでの選馬に際しては重要。        
                                                   
・コメント欄に日付のない馬は(2009/06/14)公開馬。                                  
・6/14時点での未掲載馬のうちS-POG指名馬に関してはなるべく追加していくことにします。入札負けした馬も気が向いたら。            
・ご利用は自己責任で。(2009/06/14up)                                    
                                               
  [07年産アグネスタキオン産駒 指名候補馬]  
総合評価 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 馬主 生産者 母生年 産次 F.No. 配合 母質 切れ 底力 タイプ 距離適性 影響度 クロス数 主なクロス  
A リディル - 西 橋口 508 栗毛 アグネスタキオン エリモピクシー ダンシングブレーヴ ノースヒルズ ノースヒルズマネジメ... 1998 9-f B B A B 差B 8-11F 6-3-4-10 69 Almahmoud5x6 Turn-to5x6 Bold Ruler5x6  
エリモの名牝系。母はX染色体経路上にDrone、Beau Max、Vaguely Noble、Buckpasserを持ち、同時に同経路上にWar Admiral5x5を内包、祖母も同経路上にHyperion2x5を内包。配合はLyphard x Droneの母父と父との相性の良さを中心に、4代母デプスから米血スピードを加え、更にはロジックと同じ3代目のテスコボーイからもスピードを、そしてVaguely Nobleからスタミナを補強した構成で、芝中距離で素軽いタイプ。Turn-to的な小脚も効くので自在性も高い。距離の融通性も高く、12Fもぎりぎりこなすか。橋口厩舎らしいTRタイプだが、得意のSS系xLyphard系で確実性が高いと判断する。ダービーよりは皐月賞向き。  
A レッドステラーノ - 西 角居 416 栗毛 アグネスタキオン ロンドンブリッジ ドクターデヴィアス 東京TC 下河辺牧場 1995 7 22-d B A C A 先B 8-11F 5-2-0-3 67 Almahmoud5x76  
母はX染色体経路上にAllegedやDamascusを持ち、同経路上Prince John3x4をも内包する優秀な繁殖牝馬であるが、当馬は7連産目の仔となり少々割り引き。配合としてはHaloやDamascusの米血スピードにFair Trialが効いていてマイル向きの速さを確保した一方で、My Babu〜Djebel〜TourbillonにChateau Bouscautなどの仏系にAurora、Bahramなどの重い血も目覚めており、半姉ダイワエルシエーロほど軽快ではない。 一瞬の切れよりは先行して馬力・底力で勝負するタイプで、裏返せば鍛え方が甘いとズブくなりがちということでもあるが、この厩舎なら大丈夫だろう。牝馬同士なら12Fも対応可能で、時計のかかる馬場もこなす。  
B ローザミスティカ - 西 橋口 205 栗毛 アグネスタキオン ロゼカラー Shirley Heights サンデーR ノーザンファーム 1993 8 1-w A B A B 差B 8-12F 4-3-6-6 60 Almahmoud5x6 Bold Ruler5x5  
いわゆる薔薇一族。SecretariatのX染色体を上手く受け継いできているのだろうが、4代母RiverqueenもX経路上Tetratema4x4、White Eagle4x5、Spearmint5x5を内包していてこちらも優秀。配合はロゼカラー本来の良さが出ていて、半姉ローズバドらの配合で目覚めていなかった欧系のスタミナが強まって本質的には中距離向き。一瞬の切れは若干鈍っているがしぶとさは半姉より上。また、母父がNasrullahとPrincequilloを内包して、母母父がLyphardという構成はブロードストリートと同じで、実馬のイメージというか方向性も近め。桜花賞よりはオークスが向くが、それ以上に秋華賞向きであろう・・・という意味では上位で手を出しにくい。  
C 馬名未決定 - 西 山内 330 黒鹿 アグネスタキオン ナリタグレース トニービン - 天羽牧場 1997 4 7-c B C B C 差B 8-11F 4-3-7-2 54 Hyperion7888x5778、Almahmoud5x7  
配合はHaloとロイヤルスキーの米血スピードをマルゼンスキーで引き出しつつ、Wishing Well、アグネスレディー、トニービン、ビューティマリヤの欧系の血の呼応でNasrullah6本、Fair Trial6本のスピードと、HyperionとSon-in-Law的なスタミナを加えた芝中距離型。配合の大枠がアドマイヤベガにも似ているが、彼ほどの迫力はない。父とTBの組み合わせでいえば、タクティクスよりはショウナンタキオンに近いタイプ。後方から差してもそれなりに長くいい脚を使えるだろうが、スパッとは切れないので、かつての同厩舎管理馬チアズシュタルクのように中団よりほんの少し前での競馬の方が合うだろう。アタリでもTRまで。  
C アドマイヤプリンス - 西 松田博 527 鹿毛 アグネスタキオン プロモーション ヘクタープロテクター 近藤利一 ノーザンファーム 1994 6 1-o B B C B 先B 8-11F 6-5-1-3 64 Almahmoud5x87 Bold Ruler5x6  
母はX染色体経路上にKorveya、Irish Lassを内包し、曾祖母Yes Pleaseの同経路上Hyperion3x3を母父内DamascusのSelene〜Canterbury Pilgrimで継続するなど資質の高さを見てとれる。配合は主にロイヤルスキーとの呼応で母に内在するスピード系の血が緻密に生きて、半兄アドマイヤメインと比較するとスピード優位のマイル〜中距離型に。大物感はそれほどないものの、スピードはTRで通じるレベルでカイシュウタキオンよりはワンランク上。切れなくはないが流れに乗って先行した方が良績を残せるだろう。しぶとさもそこそこ。一発の魅力はさほどないので、過剰に人気になっている感はあるが、かといって悪いわけでもない。  
C マシュケナーダ - 西 安田 121 鹿毛 アグネスタキオン ケイウーマン ラストタイクーン 西尾誠一郎  下河辺牧場 1990 10 10-a B B B C 先A 8-10F 6-3-4-9 67 Almahmoud5x6 Bold Ruler5x5 Hillary6x5  
母高齢で10番仔になるが空胎明け。母父母がMill Princessで曾祖母はRivermanの母でもあるRiver Lady。 配合は母父がMill Reefを内包して、祖母がBold RulerとPrincequilloを内包した構成はローザミスティカにも似ているし、それを米血優位にしてHyperionとSon-in-Lawを入れた形はディープスカイにも似ている。ただ、祖母の影響が強い分だけディープと比べると馬力型っぽいところはあるし、Key to the Mintのような血がないのでスタミナ・底力面も弱い。武器は硬質なスピードとパワーで、ある程度の瞬発力もあるだろうが、いい脚をそう長くは使えない。極軽の10号族らしいスピードタイプで京都の速い馬場が合う。  
C ハッピーディレンマ - 国枝 327 栗毛 アグネスタキオン ハンターズマーク Titus Livius 金子真人 社台ファーム 2000 2 22-d A B C B 先B 9-11F 9-3-3-0 56 Halo3x5 Almahmoud5x77779  
母はX経路上でMill Reef3x3、Tudor Minstrel3x6、祖母マンファスはNogara4x55を内包するなど楽しみな母。 母父はMachiavellian産駒で仏短距離馬。SSとMachiavellianを経由したHalo3x5でSSを強調したノットアローンやロジユニ的な配合形態で、スピード・スタミナのバランスもほぼ同じ。こちらの方が構造はロジユニよりややしっかりしている。そこそこの切れもあるが渋めの馬場向きで、スローの瞬発力勝負では見劣りする。スタミナはアグネスレディーやマンファスがしっかり生きているので、牝馬同士なら12Fも問題ないだろう。早期もある程度は走れるだろうが、本格化は遅め。母のX経路上の仕掛けに期待したい。  
C ルクールダンジェ - 西 藤原英 506 黒鹿 アグネスタキオン パーフェクトワールド Gone West - 吉田ファーム 2000 2 5-g B B B B 差B 8-12F 4-5-5-2 63 Bold Ruler5x5 Almahmoud5x6  
祖母が米芝牝馬チャンプでX経路上にGallette=La France5x5〜Sir Gallahad=Quatre Bras6x65を内包し、ダブルコピーの母父母Secrettameとの間にAloe6x5〜Son-in-Law57x6をも内包。配合は母がNorthern Dancer、Secretariat、Graustarkを内包していてディープスカイっぽさがあるが、彼ほどは洗練されたスピードがないし、スタミナ・底力的なものも質的に劣る。桜花賞もオークスも適性はあるだろうが、スイートピーSかフローラSが一番合いそうな印象。総合的には良い部類。タキオン牝馬で実績のある厩舎ということを加味しての評価。  
D マルティニーク - 西 藤岡 420 鹿毛 アグネスタキオン カリブレディ Sadler's Wells 社台TC 社台ファーム 1999 3 4-m B B C B 先B 8-11F 8-2-9-6 63 Hail to Reason4x5 Almahmoud5x5  
母は米G3馬。5代累代のX経路優秀。母自体も同経路上にBlue Larkspur5x56、La Troienne4x5、Papyrus5x5を内包。配合はHalo≒Bold Reason、ロイヤルスキー、Buckpasserの米血スピードを中心に、ForliとTudor MinstrelをアグネスレディーのHyperionとSon-in-Lawに絡めた形だが、スタミナ勢力はあまり強くなく、母父のイメージ以上に速さのある配合に仕上がっている。強いNasrullah血脈がないことと、米血とFair Trial〜Lady Jurorが強いために、脚を溜めるよりは前につけた方がいいだろう。TRレベルでは少し足りない。  
D ディープデザイア - 西 129 栗毛 アグネスタキオン ダンジグウィズウルヴス Danzig 深見敏男  パカパカファーム 1997 6 4-g C B B D 先D 6-8F 10-4-8-2 57 Halo3x5 Alma hmoud5x57 Bold Ruler5x7  
ダイアモンドヘッドの半妹。クルーピアレディーと同牝系。祖母はX経路優秀で2歳時に米G1を2勝。配合はHaloクロスを作って米血スピードを強調した形。スピードのレベルは高いが、一本調子タイプで踏ん張りが効かない上に祖母同様に早熟。マイルはぎりぎりだろうが、早期のオープン戦なら誤魔化しうるか。祖母の血の世代が崩れ気味だが、対応する血が父方にある上に近交が効いている箇所だから許容範囲。見送りの予定だったが、厩舎と馬主に変更があったことを受けてリストに入れた。悪い馬なら引き受けないだろうと。早熟性とスピードは高いのでハズレ気味でも1つは勝てるはず。  
D ラプリマステラ - 西 友道 423 栗毛 アグネスタキオン ラプーマ Lord at War キャロット ノーザンファーム 1997 2 1-n B C B B 差B 8-11F 1-2-2-2 59 Nasrullah67x6  
母米G3で2着。母はX経路上のLord at WarとNoholmeを通じてColombo5x4にCanterbury Pilgrim5本を内包するが、4大ラインは外していて地味。配合は、Royal Charger≒Nilo6x5とNasrullah67x6で素軽さはあるが、Fair Trial4本にPharamond=Sickle4本、Hyperion8本と粘りが強い上に米血も弱いのでスパッとは切れない。Gulf Stream≒Heliopolisなどは妙味があるし、Ribot内包やHyperionの強度もいいが、外交で迫力がないことも相俟って、小脚を使って堅実に走りながらも勝ちきれないタイプか。切れ・底力ともCに近いB評価。ピリッとした米血か強いNasrullah血脈が欲しかった。早期入厩で過剰に人気するようなら諦めて見送り。  
E ダンツオーロラ - 西 山内 419 栗毛 アグネスタキオン タケハナホープ ナグルスキー 山元哲二  中原牧場 1989 10 16-a C C B C 先A 8-10F 5-2-7-10 59 Almahmoud5x6〜Mahmoud67x75 Nasrullah67x5  
(追加日090819) 母前年空胎。曾祖母スワンズウッドグローヴ。母はX経路上でFriar's Daughter5x6を内包。母母父ネプテューヌスの母がX経路上に持つCanterbury Pilgrim2x4と、曾祖母内Gondoletteの呼応もあり。配合はAlmahmoud〜Mahmoud+Nasrullahの強いスピードを、Bull Lea〜Bull DogやBanish Fear〜Blue Larkspurなどの米血で支えた形で、あまり溜めが利かないタイプ。決め手があってもいい脚をあまり長くは使えないだろう。上位を狙うにはもう少しHyperionが欲しい。物足りない面もあるが、8月上旬に栗東入厩したこともあり、山内厩舎なら上手に使って小銭を稼いでくれるだろうと判断して入札。  
総評 ・PGPドラフトを眺めながらチャットをする会(仮称)でも話しましたが、自分が参加していたら1位指名はリディルでした。これだけ安心して指名できる馬もそうはいなそうな。上記リスト以外にも好配合馬は多く、他D評価はヴィクトリーマーチ、ダノンパッション、サルヴェレジーナ、情報が少ないためにE評価とした好配合馬の代表格としては全姉も指名候補だったスマラ07など。名前を挙げだしたら切りがないのです。(090614)
  [07年産スペシャルウィーク産駒 指名候補馬]  
総合評価 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 馬主 生産者 母生年 産次 F.No. 配合 母質 切れ 底力 タイプ 距離適性 影響度 クロス数 主なクロス  
C サヴァラン - 西 音無 309 黒鹿 スペシャルウィーク タイキシフォン Red Ransom キャロット パカパカファーム 2001 4-d B B C B 先B 8-11F 8-7-7-6 59 Hail to Reason4x46 Nijinsky4x4  
祖母ウェルシュマフィン。父・母共にHail to Reason孫xNijinsky孫x曾祖母欧系凝縮という構成で相似的。配合はHalo≒Robertoとマルゼンスキー≒Caerleonの米血を前面に出しつつ、Wishing Well、レディーシラオキ、Muffitysの欧系のスタミナで陰から支えた芝ダ兼用の中距離型。構成はスマイルジャックとも共通性がある。それと比べると、父方Nijinsky、Buckpasserと母方Damascusが呼応して粘りが混ざったことで切れは鈍っているが、マイルでも先行できるだけのスピードとしぶとさはある。父のイメージよりも完成が早いタイプで、2歳マイル〜中距離戦線を使っていけるようだと楽しみ。順調さを加味しての評価。  
C レーヴドリアン - 西 松田博 330 芦毛 スペシャルウィーク レーヴドスカー Highest Honor サンデーR ノーザンファーム 1997 4 1-p B A C A 先B 9-12F 5-11-1-4 53 Nijinsky4x5 セントクレスピン4x6  
母はX経路上でSomethingroyal3x4を内包。配合は父方Haloとマルゼンスキーの米血SPを、Nijinskyと相性のいいRiverman、Red Godで引き出しつつ、Sir Gaylord2本からもSPを加えて速さを確保した一方で、セントクレスピンクロスなど母に内在する欧系のSTの血でレディーシラオキの重さを増幅したような構成。  曾祖母を擬似Caerleonと見做せばブエナビスタ的な要素もあるし、RivermanとGreen Dancerに着目すればダンスインザモア的でもあって、決して酷い鈍重配合ではないが、母のNasrullahとPrincequilloを継続したアプレザンレーヴのような末脚は期待できない。兄姉ではナイアガラが一番近い。本格化は遅く不発率高め。  
C モズ - 西 矢作 222 青毛 スペシャルウィーク ベストブート Storm Boot グランプリ 上水牧場 1999 4 10-a B A C C 先B 7-9F 6-6-4-5 63 Northern Dancer5x55 Turn-to5x6  
叔母ゴールドティアラ。母のX経路上の近い代に並んだ母父の祖母Drumtop、母母父母Six Crowns、曾祖母Expressive DanceはいずれもMarianna Haun氏認定のダブルコピー牝馬で期待できる母。初の牡馬で楽しみ。配合は、マルゼンスキー≒Storm CatにHaloとMr.Prospectorの強い米血スピードをPrincequillo4本とGulf Stream≒Heliopolisで支えた形。Six CrownsとMr.Prospectorを内包する形はリーチザクラウン的でもあるが、彼の配合ほどはWar Admiralの重石が効いていない。全体的にスタミナ系が弱い上に一本調子気味でおまけに10号族であるから大器ではないが、早期から走れるスピードを持つ良配合ではある。  
C タガノエリザベート - 西 松田博 207 黒鹿 スペシャルウィーク ストレイキャット Storm Cat 八木昌司 白老ファーム 1999 4 2-b B A C B 先B 6-10F 5-9-10-4 67 ND5x4 Buckpasser5x5 Almahmoud5x6  
(追加日090804) 祖母ローミンレイチェルは米G1馬。当馬はX経路上にBuckpasser3x4、Princequillo4x4を内包。配合の方向性はモズに近く、マルゼンスキー≒Storm CatにHalo、マイニング、Clever Trickを絡めた米血スピード主体の構成でかなり速い。Dominoの血量はかなりのもの。スタミナはNorthern DancerにBuckpasser〜War AdmiralとPrincequilloがそこそこ効いていて、マイル前後の牝馬重賞を速いペースで先行しても粘り込める可能性はある。牝馬らしくないパワー型の配合で評価を抑えていたが、松田博厩舎にはタガノラフレシアやレーヴダムールのような成功例もあることを思い出して評価を上げて上位入札した。  
総評 ・Nasrullahや米血のスピードをしっかり入れつつ、HyperionとBlandfordで支えるのが父のポイントだと思うが、血の偏った母が多かったという印象。07年産で一番迷ったのがレーヴドリアン。1位じゃなければ取れないならスルーという評価。上記リスト以外だとD評価がラナンキュラス、E評価がオースミハルカ07、タガノエリザベート、ティルスなど。今後の動向・展開次第では入札するかも。(090614)
  [07年産ネオユニヴァース産駒 指名候補馬]  
総合評価 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 馬主 生産者 母生年 産次 F.No. 配合 母質 切れ 底力 タイプ 距離適性 影響度 クロス数 主なクロス  
A ゴールスキー - 西 池江郎 524 黒鹿 ネオユニヴァース ニキーヤ Nureyev 社台TC 追分ファーム 1993 9 9-h A B C A 差B 9-12F 4-2-11-2 58 Almahmoud5x57  
優秀な母であるが特に曾祖母Vaguely Royalに妙味があって、X経路上でVaguely Noble、Never Bend、Princequilloを持ち、同時に同経路上でSelene4x4も内包。配合はAlmahmoud5x5でNureyev強調しつつ、最大の武器である両親が持つ豊富なHyperionの血の流れをそこに集約した構造。先行でも差しでもHyperionに裏打ちされた粘りのある長くいい脚を使えるが、スパッとは切れない。差しの場合はスローの瞬発力勝負よりは09年皐月賞のような厳しい流れで台頭するタイプ。サイレントディールの配合とも類似性があり、しぶとさを生かして先行してもいい。もう少し米血か決め手に繋がる血脈が欲しいが、総合的には高評価。  
C アドマイヤジャガー - 西 友道 319 鹿毛 ネオユニヴァース レジェンドトレイル フレンチデピュティ 近藤利一 ノーザンファーム 2003 4-d B B B B 差B 9-12F 4-2-1-2 69 Almahmoud5x7  
母はX経路上にEight Thirty3x5を内包。父の代表産駒のアンライバルドはKrisとFairy Bridgeの相性(成功例としてMoonshellやHigh Chaparral)を活用しているが、当馬の母父フレンチデピュティも母Mitterandが「≒Bold Reason」といっていい構成で、そこに母母からForliも加わったことで擬似Fairy Bridge的な血を使ってKrisを生かしており、アンライバルドに通じる要素を持つ配合と言える。さすがに配合の迫力や大物感では見劣りするが、スピード・スタミナは中距離オープンレースでしぶとく堅実に走れるだけの内容があり、スパッと切れるタイプではないものの、そこそこ速い差し脚もある。ただ、本番では脇役までという印象。  
C ジャポニズム - 西 池江寿 121 鹿毛 ネオユニヴァース オリエンタルアート メジロマックイーン サンデーR 白老ファーム 1997 4 8-c A B C A 差B 10-13F 4-7-3-5 60 Almahmoud5x6 Barley Corn5x6 Sicambre5x6   
母父母メジロオーロラはX経路上でUganda3x4を内包。メジロマックイーンとポインテッドパスの相性を中心にした欧系主体の中長距離型で、Shantung≒シェリルが前面に出てジリっぽい。半兄のNTクロスのような工夫がないので本格化は遅め。また、メジロオーロラ≒イングリッシュプリンス、スノッブ≒Sunny Valley、強引だがメジロアサマ≒Lalun(分解するとBig Event≒Be Fathfulと、パーソロンの祖母≒Djeddah)に、(ノーザンテースト+Lt.Stevens)≒(Northern Dancer+Special)と見立てると、アンライバルドからHail to Reasonを取ったような構成にも見える(要はオリエンタルアート≒バレークイーン)。ホープフルS級ではある。  
D ヴィクトワールピサ - 西 角居 331 黒鹿 ネオユニヴァース ホワイトウォーターアフェア Machiavellian 市川義美 社台ファーム 1993 7 8-d A B C A 先B 9-12F 8-3-9-3 62 Halo3x4 Almahmoud5x66  
母前年空胎。従姉リスキーディールは同厩で全血。Haloクロスが生じた配合型は半兄アサクサデンエン・スウィフトカレント、さらにはロジユニヴァースやノットアローンに通じるパターン。HaloとMachiavellianの米血スピードを前面に出しつつ、残りの部分で欧血の重厚なスタミナを緻密に生かしてサポートした構成で、中長距離向きかつ時計のかかる重い馬場が得意なタイプ。Hyperionが母方は8代目に1本のみなのが残念。強いスピードが前面に出ているので早期もある程度は走れるかもしれないが、本格化は遅い。半兄デンエンやロジユニの配合の方が早さと速さを期待できる。大物感はあるが上位では手を出せない。  
E オーシャンキャスト - 西 石坂 209 鹿毛 ネオユニヴァース リターンキャスト ノーザンテースト 松岡隆雄  バンダム牧場 1998 5 2-f C C C B 差B 8-11F 5-2-13-1 57 Almahmoud5x57   
(追加日090819) 叔父ゴールデンキャスト・半兄オーシャンエイプス。祖母リターンバンダムはX経路上でRoman3x4を内包。配合はAlmahmoud+Hyperionに米血を加えた形。父の配合で軸となっていたHyperionの血を継続しつつ、Halo・Riverman・Niniskiの米血スピードを活かし、芝中距離向きの速さと底力を確保出来た点は期待感を持てるが、配合構造は荒い。ネオユニヴァース産駒としては機敏な部類に入るが、半兄オーシャンエイプスの配合の方がRomanのスピードを引き出せていて速さがある上に、配合構造もしっかりとしていて器は大きい。迷ったが、育成での動きが良いらしいという情報に背中を押されて8位入札。  
総評 ・気になるのは母父トニービン。11頭中7頭見たけれど、ジリ気味で狙いにくくて結局リスト外。Hyperionの血はほっといても自然と入るので、Halo〜Hail to Reason的な血を優先したい。アドマイヤジャガーはB寄りのC、ジャポニズムはB〜D評価を彷徨うw 新潟〜朝日杯を狙っているらしいが、この配合では半兄のような早熟性もマイルでの切れもないと思うのでどうだろうか。ヴィクトワールピサは間に合うかどうかだけ。スーブルソーは中距離型のアンブロワーズ。(090614)
・ジャポニズムの距離適性を長めに変更し、配合・底力評価もAに変更。むしろ何故Bだったのか分からん。期間後に日経賞勝ちそうなイメージ。(090629)
・オーシャンキャストは少しずつ物足りない配合であるが、中位入札に失敗し続けたことで8位で手をだすことに。もう関西SS系牡馬でこれよりいいのを中位で取れるとも思えなかった。それはさておき、リターンバンダムの系統とタニノギムレットの組み合わせが実現したら面白そうだなと。(090819)
  [07年産フジキセキ産駒 指名候補馬]  
総合評価 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 馬主 生産者 母生年 産次 F.No. 配合 母質 切れ 底力 タイプ 距離適性 影響度 クロス数 主なクロス  
B スティルゴールド - 西 藤岡 326 黒鹿 フジキセキ カーラパワー Caerleon 青山洋一 下河辺牧場 1998 4 1-u B B A C 差A 8-11F 8-4-9-4 64 Hail to Reason4x5、Milan Mill5x5、Almahmoud5x6  
母の従兄にMontjeu。ファイングレイン的な配合だが、コンゴウテンリュオとは曾祖母以外の7/8が同血だったりもする。母方のForeseerとMill Reefが持っているNasrullahとPrincequillo的な血を父母内のMillicentで継続した形も同じだが、当馬の配合では曾祖母もそれに似た組み合わせを2本内包しているので、コンゴウより配合の方向性が明確になった。また、祖母が強調されたコンゴウとは違って父父と母父を強調できていることもプラスであるし、Herbagerのジリっぽさが混ざっていないのもプラス。スローでの一瞬の切れが武器になるだろうが、Hyperionの血量が少ないので厳しい流れやダービーあたりでは底力負けしそう。  
B セイクリッドセブン - 西 松田博 308 栗毛 フジキセキ グレースランド トニービン 社台TC 白老ファーム 1998 4 1-t B B B B 差A 9-12F 3-5-5-3 51 Wild Risk4x6 Almahmoud5x7 Hyperion788x57778  
ドリームパスポート全弟。配合は両親のHyperionとBlandford系の血の流れをAlmahmoud5x7に集約したシンプルさと、母方KalamounとロイヤルサッシュのNasrullahとPrince Roseの組み合わせを父方Millicentで継続した点が長所で切れがある。その一方で通常では生かしづらい父方Le Fabuleuxのスタミナの血を母母父ディクタスで大胆に押さえたことで、父に潜んでいた重いスタミナの血が目覚め、中長距離対応も可能になった。血の性質から見れば完成は遅めだが、配合構造が非常にシンプルで早い時期もある程度は対応できそう。心の底から残念なのは米血の欠落で、上位レベルでは詰めの甘さや不器用さが出がち。  
C シャイニーナイト - 西 橋口 317 栗毛 フジキセキ スプリングネヴァー サクラユタカオー - 雅牧場 1992 8 8-g B A A C 先A 8-10F 0-1-9-12 46 Nasrullah7x565 Hyperion788x5  
ダイタクリーヴァ全弟。母はX経路上でネヴァービート2x2、ハロウェー4x2を内包。配合は強い近交が施された母を強調した形で、Royal Charger≒Nasrullah(4本)≒Blue Gem≒Bride Elect(2本)にMahmoud(2本)が幾重にも絡まって、日本の芝向きのスピードと切れのある軽快な配合に仕上がっている。その一方でスタミナ面はHyperionとBull Dog=Sir Gallahadに弱めのLe Fabuleuxで物足りないが、全兄や母父のサクラユタカオーがそうであったように芝10Fまではこなせるだろう。母は高齢だが空胎明けであることはプラスであるし、早熟性の高いスピード優位の配合であるから、仮に産駒のデキがいまいちでも小銭は拾えるはず。  
C スカイフォレスト - 西 松田博 127 鹿毛 フジキセキ テイクミーハイヤー トニービン 社台TC 追分ファーム 2000 1-w B B B A 差A 9-12F 4-3-5-3 59 Almahmoud5x6 Hyperion788x577778   
近親にエルハーブ。祖母ワディアはX経路上でCourt Martial2x5を内包し、母父トニービンとの間に同経路上Hyperion5x7、Gainsborough3本が発生。SS系との相性が良さそうな母で今後が楽しみ。父と母父の組み合わせはドリームパスポートと同じで、Almahmoud+Hyperionの強い流れにNasrullahとPrincequillo的な切れを加えた点も似ている。当馬の場合はRivermanの米血も加わったことで完成すればより力強くざっくり切れそうなイメージ。ドリームパスポート程は配合がシンプルではなく、本格化はドリパスより遅めだと思われるが、「この世代では屈指の完成度」との情報を加味しての評価。  
D エンクリプション - 西 角居 318 青毛 フジキセキ トリッキーコード Lost Code 金子真人 追分ファーム 1991 7 1-o B B C B 先B 7-10F 3-4-2-6 64 Turn-to5x6  
母高齢。母はX経路上でSelene5x45、LavendulaII4x4が発生してCanterbury Pilgrimの流れが魅力。配合は、半兄同様のHalo≒Ack Ack+Damascusに加えて、Marston's Mill≒Codexなど米血スピードの生かし方が非常に良い。突進力と持続性に良さのあるマイラー型という印象だが、Haloを強調していた半兄ハットトリックと比べると、祖母が強くなったことで相対的にジリっぽさも強まった。馬力も強いのでダート馬の可能性もある。また、Ack Ack内包馬はハットトリック以外にサイレンススズカやブロードアピールもそうだが、Ack Ack自体が晩成のせいかスピード配合でも完成が遅い傾向にある。配合・馬主・厩舎とも良いのだが・・・。  
D ベストブルーム - 西 326 鹿毛 フジキセキ タヤスブルーム Caerleon 横瀬兼二 社台ファーム 1996 6 12-b B B C B 先B 8-10F 8-3-8-4 57 Almahmoud5x66 Hail to Reason4x5   
母はX経路上でLa Troienne6x55、Feola3x6を内包。それに加えて、母はNorthern Dancer3x3、Round Table3x4と強度の近交馬であったが、競争馬としても繁殖としても結果を残していることから、良い資質が固定されていると見て良さそう。配合はHail to ReasonとAlmahmoudクロスで祖父と母父の米血スピードを強調しつつ、Round TableやLe Fabuleuxのスタミナで支えた構成。Nasrullah血脈が弱いので多少もっさりしているが、先行してのしぶとさはあるタイプ。入厩済みだが早期の短距離戦線を狙うよりは、コスモス賞あたりが合いそう。下手するとコンゴウテンリュオ化する可能性はあり、同じ母父Caerleonならカーラパワー07から。  
総評 ・気になる馬はアグネスタキオン産駒に次いで多かった。D評価は他にダノンシャンティ(母シャンソネット)、E評価はラスティングソング(母ハルーワソング)、タガノサムアップ(母スペリオルパール)、シンメイフジ(母レディミューズ)。どれも取ってみたい馬。タガノサムアップは今月のサラブレに馬体写真が掲載されていて良さそうに見えたけれど、馬体派の評価はどうなんだろうか。(090614)
  [07年産その他SS系種牡馬産駒 指名候補馬]  
総合評価 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 馬主 生産者 母生年 産次 F.No. 配合 母質 切れ 底力 タイプ 距離適性 影響度 クロス数 主なクロス  
C ジャズピアノ - 加藤征 414 黒鹿 マンハッタンカフェ ソロリサイタル Rahy 加藤正二郎  社台ファーム 1998 3 1-s B A B C 先A 8-11F 13-0-11-8 61 Halo3x4〜Hail to Reason4x55  
(追加日090624) Regal Gleam系。母の累代はX-Factor的に非常に優秀であると同時に同経路上でBelle of Troy=Businesslike4x4〜La Troienne3本、Blue Larkspur45x5、Mumtaz Mahal56x5等を内包。配合はHalo≒Boldnesian≒Red God≒Regal Gleamの3x5*4x4x4的な米血スピードが前面に出て非常に軽快で、2歳戦への対応力も十分。スタミナに関しても独血LucianoのBay Ronald寄りのスタミナをTudor MinstrelとHerbagerで対応しつつ、Allegedの重量感を適度に加えているので、10〜11Fまでは問題ないだろう。仕上がり早でこの厩舎でも開花させられるタイプ。こういう主流血脈ガチガチの母にはタキオンよりカフェが合う。  
D ブラックゼット - 西 池添 217 黒鹿 マンハッタンカフェ ミシシッピーミス Distinctive Pro フォーレスト  水上習孝 1997 4 1-s B B C A 先B 9-12F 7-0-4-3 62 Hail to Reason4x6 Almahmoud5x6  
Searching系の母はX経路上にKey to the Mintを持つ上に、母と祖母の同経路上でBlue Larkspur、Sir Gallahad=Bull Dog、Annette K.〜Canterbury Pilgrimなどを多重にクロス。Mr.Prospector直仔の母父はマイナーだが、Distinctive≒Hail to Reason、Sub Factor≒Cosmahで、父方HaloとBoldnesianの米血スピードをよく引き出している。また、祖母内Delta JudgeとKey to the Mintで父方Law Societyのスタミナ・底力も増幅。米血を生かすのは父のセオリーだが、パワー系に偏重気味で俊敏なタイプではなく、先行しての底力勝負向き。Blushing Groomあたりの洗練系のNasrullah血脈があればバランスが良かった。  
D サンディエゴシチー - 西 作田 216 黒鹿 マンハッタンカフェ ジェニーソング Rahy 友駿HC アイオイファーム 2001 2 1-c B B B C 先A 7-10F 9-1-9-3 66 Halo3x4  
母はX経路自体が優秀かつBlue Larkspur45x65を内包。配合は、母父Rahyとの間にHalo3x4のクロスを作りつつ、Law Society、Mr.Prospector、Nijinskyなどの米血をまとめた配合で父の米血スピードをよく引き出している。スピードのレベルは高いが、米血に偏りすぎていて欧系のスタミナが弱くなったのは残念で、あまり奥の深いタイプであるとはいえない。父の産駒にありがちな3歳春以降の成長が期待ほどではない仕上がり早タイプ。脚を溜められないために距離の融通性もいまいちで10Fがぎりぎりだろうか。厩舎は微妙すぎるが、現時点で入厩済みなら小銭は稼げると判断。S-POG20位なら悪くない。  
D ダイワバーバリアン - 西 矢作 204 鹿毛 マンハッタンカフェ フェニックスバード Kingmambo 大城敬三 千代田牧場 2000 3 5-c B A C B 先B 8-12F 5-0-3-2 62 Almahmoud5x7  
(追加日090629) 母はKingmambo x オジジアンで4代母がダブルコピーのCon Gameという構成である上に、母のX経路上ではPrincequillo5x5を、祖母内ではWar Admiral3x4、Blue Larkspur4x56を持つ。配合はHalo、Mr.Prospector、Damascus、Majestic Prince、Buckpasserの米血スピード主体で、切れよりは突進力とPharamond=Sickle的な持続性に良さがあるタイプ。スタミナはAlleged≒Pasadoble、Princess Pout≒Gonfalon、Determine≒Your HostessによるAlleged増幅がメインで底力は高い。短い距離にも対応できる速さはあるのだが、馬力と粘りの色合いがキツイので高速馬場よりは力の要る馬場向き。詰め甘め。  
D エリモマドンナ - 西 藤原英 311 栗毛 ダンスインザダーク エリモエクセル ロドリゴデトリアーノ エクセル エクセルマネジメント 1995 5 1-k B B C B 先B 9-12F 7-13-7-8 63 ND4x45 Raise a Native5x5 Turn-to5x7  
祖母エリモファンタジーの血の再利用を試みた感じで、父母ダンシングキイと祖母との間にX経路上でTom Fool、War Admiral、Blue Larkspur、Man o'Warなどのクロスが発生。配合は、ダンシングキイ≒El Gran Senor≒曾祖母にHaloとRivermanの米血スピードを加えた構成で、ダンスインザモア的。キングオブチャドにも似ているが、こちらはRaise a Nativeもクロスしてそれより速い。差しても長くいい脚を使えるだろうがスパッとは切れないので、ダンスインザムードみたいに前の方でスピードの持続性を武器に戦った方がいい結果がついてきそうな印象。母の子は不振だが、これまでで最もいい配合でオープン級の期待はできる。  
D ポリッシュアップ - 西 池江郎 324 栗毛 ダンスインザダーク アンブロジン Mr. Prospector ノースヒルズ ノースヒルズ 1988 9 A4 B A B C 先B 7-10F 1-5-11-8 51 Raise a Native5x3 War Admiral7x5  
(追加日090804) 高齢な母の9番仔ではあるが休胎明け。父方も母方も優秀なX経路を持つ上に、当馬の同経路上ではBlue Larkspur466x667、War Admiral5x5、Bull Dog=Sir Gallahad6x57も発生。母の子では最も繁殖向き。配合はRaise a Native5x3でMr.Prospectorを強調しつつPharamond=Sickleを中心に父と母の米血スピードを相互に生かしあった形態。父のイメージよりも速さがあって基本的にはスピード持続型であろうが、そこそこ鋭い脚も使えそう。如何せんHyperionの血が欠落しているために、スタミナ消耗度の高いレース展開においては信頼性は低く、アタリでもトライアルまで。紅梅S〜エルフィンS適性は高そう。  
総評 ・マンハッタンカフェ産駒は情報が少なくて現時点ではこの2頭だけだが、好配合馬は多いのでS-POGでは狙っていきたいところ。ダンスインザダーク産駒はあまり見ていないけど、母アンブロジン、母ポトリザリスは指名する可能性あり。このカテゴリーではあとはアドマイヤコスモスがD評価。配合型は似ているけども、Fair Trial〜Lady Jurorを外している分だけもしかしたらアドマイヤフジよりスパッと切れるかも。取れなかったのが残念。(090614)
  [07年産タニノギムレット産駒 指名候補馬]  
総合評価 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 馬主 生産者 母生年 産次 F.No. 配合 母質 切れ 底力 タイプ 距離適性 影響度 クロス数 主なクロス  
C マロノヴィーナス - 勢司 316 黒鹿 タニノギムレット タンザナイト サンデーサイレンス RRA ノーザンファーム 2000 2 16-a A B A B 差A 9-12F 8-4-5-10 70 Hail to Reason4x4 Ribot56x4 Nasrullah6x56  
曾祖母愛オークス馬。母はX経路上でVieille Maison4x6、Roman5x5〜Buchan6x67等を内包。RivermanはRobertoの米血をよく生かせるので相性が良いが、タニノギムレットに関しては父のNasrullahとRomanの力強い差し脚の再現を狙えるので特に良い。当馬の配合ではそこにシルバーブレイズで実績のあるSSとPrince Tajも加わって確実に切れる。スタミナ面もWishing WellやRibotとPrincequilloの血によって父が3x4で持っていたGraustarkの血をよく生かせていて大物感がある。近況情報はないが、セレクトセールで3800万円という牝馬にしては高値で購買されており、馬の出来はいいと推測。関西の実績ある厩舎なら良かったが・・・。  
C アドマイヤブレーク - 西 友道 227 黒鹿 タニノギムレット マザーシプトン Darshaan 近藤利一 ノーザンファーム 1999 4 3-c A B B A 差A 9-12F 1-1-2-2 51 Nasrullah67x669 Hyperion78x86899  
プロスアンドコンズ全弟。外交。6代目からクロスしたNasrullah(5本)とその周辺(Blue Peter2本、Royal Charger≒Pherozshah)とHyperion(7本)の血の流れを軸に、父が2本持っているGraustark内Ribotのスタミナの血をArbar、Princequillo(≒Romanella)、Honeyway(≒Romanella)で遠回しに生かし、Blue Swords≒Relic(4本)で父の米血も押さえるなど稀に見る緻密な構成の好配合馬。密かにシルクジャスティス的な配合要素もある。外交で完成には時間がかかるだろうが、NasrullahとHyperionの骨格がしっかりしているので、全兄が早い時期からある程度走ってみせたように、ダービーに間に合わなくもないと考える。  
D ダノンハラショー - 西 松田国 427 栗毛 タニノギムレット ジュピターズジャズ サンデーサイレンス ダノックス ノーザンファーム 1999 4 4-c B B B C 先B 8-11F 5-1-5-2 60 Hail to Reason4x4  
スズジュピター全弟。母はX経路上でBull Lea4x55等を内包。ビーバップの系統の活躍馬は比較的体が小さく早期からスピードを発揮する傾向があるが、当馬も現在430kg。配合はRobertoの米血をHalo、クリアアンバーなどで生かしつつ、Wishing WellなどでFlower Bowl絡みのスタミナを生かした構成。この牝系らしいスピードや素軽さは出ているが、Nasrullah+Romanの父やウオッカのような力強い差し脚は期待できない。また、RibotやSicambre絡みの血が弱いのは残念で、やはりこの牝系らしく底力には欠けていて本番では活躍できないタイプ。全兄は厩舎でスルーしたが、今度は逆に人気厩舎すぎて結局また取れなそうな予感。  
D メジロジェラルド - 大久保洋 318 黒鹿 タニノギムレット メジロビクトリア アフリート メジロ メジロ牧場 1996 4 12 B C C B 先B 9-12F 7-2-6-1 69 Nashua5x5 Native Danser6x57  
祖母メジロディッシュは自身も活躍馬だが産駒9頭で15勝となかなか優秀。そこにアフリートの入った母も水準以上の繁殖との期待はできる。配合はRoberto系 x Mr.Prospector系の定番の組み合わせだが、アフリートの母Polite Ladyが「≒リヴリア」とも言える内容であるから、母父まではウオッカ的な内容を多少は含む。そこに祖母内SwapsでHyperionとSon-in-Lawを押さえた構成もウオッカに通じるが、問題は母母父のモガミで、トウショウボーイと比べるとかなり垢抜けない。余計な粘りや馬力が加わってダート色が濃くなった。ジリだが芝でもしぶとく走れるので、展開次第では中距離重賞で掲示板級の可能性はある。入厩済み。  
E ロジフェローズ - 大竹 328   タニノギムレット スイートフェローズ シンボリルドルフ 久米田正明 日高大洋牧場 1993 6 4-m C B C B 先B 8-12F 6-1-2-6 63 Turn-to5x6 Nashua5x6  
(追加日090624) Portage系。母はツルマルツヨシ全姉。祖母スイートシェロは名繁殖となりうる血を持っていたが、ルドルフばかりつけられて可能性を生かしきれなかったのは残念。配合はRobertoとMr.Prospectorの組み合わせを中心に、Turn-to5x6≒Milesianやロイヤルチャレンヂャーの軽いスピードを加えており、父x母父のイメージよりは速い。また、ルドルフとSwapsのHyperionとSon-in-Law的な血で父方のGraustarkのスタミナも十分に引き出していて、中距離で先行してのジリっぽい粘りに良さがある。馬の出来や育成は良いようだし、ダート8-9Fあたりの適性も高いのでハズレでも小銭は拾えるだろう。入厩済み。  
総評 ・全体的に評価が甘いかも。マロノヴィーナスは07年産ではかなり気に入った配合の馬。微妙な馬名と厩舎が残念。アドマイヤブレークは大当たりでシルクジャスティス。彼同様に使い続けての良化に期待。上記以外では、母スイートフェローズと母レディステラがDとEをいったりきたりで、母サンライトリリー、母ステディハートがE評価。母シルキーパレードは順調じゃないらしくてF評価に。母エリモミラクルはゴールドアグリ的だけど牝馬には重い。(090614)
  [07年産その他内国産(持込除く) 指名候補馬]  
総合評価 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 馬主 生産者 母生年 産次 F.No. 配合 母質 切れ 底力 タイプ 距離適性 影響度 クロス数 主なクロス  
B メイショウホンマル - 西 西浦 309 鹿毛 キングヘイロー タカノセクレタリー Seattle Slew 松本好雄 三石川上牧場 1996 6 4-m A A B B 先A 8-11F 4-10-5-10 59 Somethingroyal66x5 Hail to Reason4x5〜Turn-to4連   
前年空胎。母はX-Factor的にかなり優れた繁殖。配合は父キングヘイローのDrone≒Halo≒Sir Ivor的な軽さのある米血スピードを母方のBold Reason〜Boldnesianあたりで受け止めつつ、父方Sir Gaylord2本と母方PokerとSecretariatの呼応でNasrullahとPrincequillo的な切れを加え、さらにはKey to the MintやWar Admiral6連からスタミナ・馬力・底力を加えた米血中心のA級配合。平均ペースでの力強い差し脚が武器になるだろうが、Hyperion的なサポートが弱いために厳しい流れではいい脚をそう長くは使えない。全姉はオークスを制したが、牡馬同士の争いとなるダービーでは少し苦しい。皐月賞〜NHKマイルC路線向き。  
B ヴェラブランカ - 西 池江郎 302 芦毛 クロフネ アドマイヤサンデー サンデーサイレンス キャロット ノーザンファーム 1995 7 1-p B B B B 先B 8-11F 4-6-9-9 65 ND5x4、Hail to Reason6x4  
6連産目の仔。3代母MoonmadnessがX経路上でPlucky Liege2x3を内包。当馬の段階でもX経路上でブルーアヴェニューとSex Appealとの間にLa Troienne2本、Blue Larkspur4本のクロスが発生。配合は、かなり大雑把にMitterand≒Classic Perfection≒Roberto≒Halo的な速さのある米血を主体に、Icecapade≒Northern DancerやSex Appeal+Tom Foolの粘りっ気のある米血が絡まって、米血スピードの持続性と力強さに良さのある先行タイプに仕上がった。父の産駒の中では芝でも速さを出せる部類。牝馬同士なら底力勝負でもある程度は張り合えるだろう。桜・樫でも善戦は可能だろうが確実に秋華賞向き。  
C サトノホクト - 鹿戸 306 栗毛 タイキシャトル バヴィーラ Seattle Slew 里見治 服部牧場 2000 2 4-r B B C C 先D 6-8F 7-5-8-5 55 Hail to Reason46x5  
Little Hut系。母はX経路上でStriking=Busher=Mr.Busher 33x4を内包。Princequilloも経路に乗って期待できる部類。配合はNasrullah≒Royal Charger、Bull Dog=Sir Gallahad、War Admiral〜Man o'War、Blue Larkspurが主体で、Hail to Reasonの米血のスピードをこれでもかと増幅したような内容。溜めが利かないタイプで、マイルになると展開や相手次第の面が大きそうだが、スピードレベルが非常に高いので早期の短距離戦線なら上位で通じる可能性を秘める。一度調子を落とすとそのまま終わってしまいそうな印象もあり、勢いのあるうちに続けて使っていきたい。早馬としての役割は高い確率で果たしてくれそう。  
C マージービート - 西 西園 413 栗毛 ジャングルポケット アフタービート クリエイター キャロット ノーザンファーム 1994 7 4-c B B A C 差A 8-11F 5-6-5-5 55 Northern Dancer4x5  
母はX経路上でNever Say Die4x4を内包。配合は父のNasrullahとHyperionの血の流れを継続しつつ、Be FathfulとSpy Songで父方Double Jayの貴重な米血スピードを生かし、さらにはRaise a Nativeのスピード、Princequilloのスタミナを加えた形がポイント。オウケンブルースリ、トーセンジョーダン、シェーンヴァルトなど母父SS以外の父産駒の活躍馬はBalladier〜Black ToneyやMenow絡みの米血を入れたり、スタミナもHyperion一辺倒ではなくてRibotやPrincequilloが入ったパターンが多い。マイル〜中距離戦で早期から決め手を発揮できそうな配合で、これまでの母の仔で一番期待できる。  
C アドマイヤテンクウ - 西 松田博 130 鹿毛 キングカメハメハ エルダンジュ サンデーサイレンス 近藤利一 ノーザンファーム 2000 1-o A B C A 先C 10-12F 3-2-4-7 57 Mill Reef5x4 Almahmoud779x5  
祖母英仏G1で2着など。Pocahontasまで戻ると切りがないが、曾祖母がX経路上でPhalaris55x5577(母が同Pocahontas33x3)とSolario4x6(母が同Poca44x55)を内包。配合はNasrullahとPrincequilloやHyperion、Djebel、Blue Larkspurなどの主要な欧米の血をMill Reefでシンプルにまとめた形で、ローエングリンやタカオルビー的。仏系のスタミナを生かした大物感満点の配合でローエンと比べてもスタミナ要素が強く、晩成傾向が強いが、1月生まれの利点が生きたか早期入厩できるようであるし、それなりにNasrullah成分も含んでいるので、一発の可能性はあると判断。札幌の馬場も合いそう。PGPのBABE氏の指名で気づいた馬。  
D ヒラボクキング - 西 大久保龍 209 鹿毛 キングカメハメハ エンキャンタドゥ Rahy 平田牧場  辻牧場 1997 4 4-r B B B C 先A 7-11F 3-1-8-5 69 Graustark6x4 Nasrullah6878x577  
(追加日090804) 曾祖母Kelley's Day。母父Rahyはアグネスタキオンを米血スピード寄りにシフトさせたような血であるが、その米血スピードを父の米血で上手く引き出せたことがこの配合の長所。NasrullahとAlmahmoudが強い一方で、Graustark6x4やSex Appeal、My Charmerの馬力と底力が加わって軽薄すぎはしないし、父内で3本クロスしていたNorthern Dancerを外したことで父の産駒にありがちなもっさり感が出なかったのが良い。短距離で先行できるほどのスピードを秘めるが、中距離で瞬発力を発揮するような競馬も可能。ただし、良い脚を長くは使えない。血の世代が進んでいて配合構造に脆さがあるのは残念で信頼性は低め。  
D カレンナホホエミ - 西 橋口 310 栗毛 タイキシャトル テンシノキセキ フジキセキ 川又政之 駿河牧場 1998 A5 B C C C 先B 6-8F 13-2-6-3 63 Halo3x4〜Hail to Reason46x5  
当馬はX経路上にミルレーサーやMr.Prospector、Thatch、Caerleonが並び、同経路上でも遠めに多重クロスを内包。配合はHaloクロスを作ってタイキシャトル、フジキセキ、Mr.Prospectorの米血スピードを強調したイメージ通りの短距離タイプで、スピードレベルは高いが一本調子。米血以外にも、母の配合でもポイントになっていたLe FabuleuxとRoi Dagobertの仏系のスタミナの血を、父方のHerbagerとMuffitysでアクセント的に上手く生かせたのは好印象で、短距離馬なりにもしぶとさはある。展開・相手次第ではマイルもなんとか。配合の迫力はサトノホクトの方が上。  
D エーシンリジル - 西 野元 308 鹿毛 フレンチデピュティ エイシンルーデンス サンデーサイレンス 平井宏承 栄進牧場 1996 3 8-f B B B C 先D 6-8F 3-10-5-7 67 Bold Ruler4x5 Almahmoud6x5  
当馬のX経路上でBlue Larkspur4x66等がクロス。Bold Ruler4x5のスピードを出しつつ、父の配合のポイントであるBanish FearやBimelechなどBlack Toney系の血をHaloと祖母でがっちり押さえた配合で、スピード優位の軽快なマイラータイプ。PrincequilloやTourbillon系の血が生きなかったのは残念で、一本調子気味の軽薄さがあって厳しい展開での底力的なものは期待しにくいが、早期の牝馬戦なら重賞でも。ハズレでも小銭は稼げるだろう。それにしても米血凝縮の曾祖母にNasrullahとBlue Larkspur繋がりでトウショウボーイをつけ、そこに米血+Mahmoud・Hyperion繋がりでSSをつけて、また米血の父を配した流れは見事。  
E マヤノゲンブ - 西 梅内 517 栗毛 マヤノトップガン カリネッタ Caerleon 田所英子 村田牧場 1994 8 4-n B B B B 先A 8-12F 6-6-6-9 69 Hail to Reason4x54 Nasrullah5x5  
(追加日090624) 母前年空胎。Trillion系。母はX経路上でHail to Reason3x3等を内包。配合はRoberto、Red God、Nijinsky、Rivermanの米血ニックスを取り揃えた格好で馬力優位の中距離型に仕上がった。質の高い米血が生きているのはいいのだが、あまりにも血が偏りすぎてしまったことは見過ごせず、活力面は気掛かりであるし、馬力系の血の色合いが濃くなりすぎた感もある。母方でHyperionが弱いのも残念。近親のフリオーソ同様にダート適性を秘めるが、スピード自体は十分にあるので芝でも走れなくはないだろう。評判・育成等の情報は全くないが、入厩済みであるし小銭は拾えると判断。母にはSWの方が合うかも。  
E シルクフィーリング - 西 音無 408 鹿毛 シンボリクリスエス ウェディングベリー スキャン シルク ヤナガワ牧場 1993 9 6-b B C B B 先A 8-12F 12-1-8-5 68 Princequillo48x6 Hail to Reason47x6   
(追加日090819) 母9連産。曾祖母シンティレートは英オークス馬。その母Set Freeは英クラシック馬を計3頭輩出という名繁殖。配合はRoberto、Mr.Prospector、Nijinsky、Blushing Groomの米血ニックス主体の構成で、上記マヤノゲンブに似ているがこちらの方が血のバランスは微妙に良い。Sir Cosmo〜The Boss〜Orbyのスピードを押さえた緻密さも好印象。シンボリクリスエス産駒としては芝中距離での軽快さを期待できる部類に入り、過信は出来ないながらもある程度は切れる。シンティレート内Precipitation〜Hurry Onを押さえられていればより一層器の大きな配合になっていたが、逆に言えば嫌な重さが滲まずに済んだとも。  
F ミヤギマジック - 粕谷 324 青鹿 キングヘイロー ジェイドマジック ジェイドロバリー 菅原光博 武田牧場 1994 5 18 C B B C 先B 6-9F 7-4-4-4 65 ND4x5 Almahmoud65x7  
(追加日090624) 母2年空胎。祖母フローラルマジック。当馬のX経路上でMahmoud4x6、Blue Larkspur46x57、War Admiral5x5等を内包するが累代自体も優秀。配合は父方のDrone≒Halo≒Sir IvorとBuckpasserのスピードを、母父ジェイドロバリー(Mr.ProspectorxNijinsky)で引き出しつつ、AffirmedやNever Bendも絡んだ米血主体の構成で、スピードの持続性に良さのある芝ダ兼用マイラータイプ。ただ、父の配合で影響の強いTom FoolとPrincequilloを外してしまったのは、重賞を目指す上では物足りない。父産駒の活躍馬の多くがそこを押さえているだけに。淡白ながらも速さはあるので2歳戦で小銭を拾いつつ2勝を目指せるかなと。  
総評 ・このカテゴリーは評判になっている馬しか見ていなかったり。メイショウホンマルにはG1を取ってもらっての種牡馬入りを期待。アドマイヤテンクウは大物感部門では自分が見た中では07年産で上位クラス。気づいたのがS-POG初回入札後だったのが残念。エーシンリジルは母母父トウショウボーイの良さを再認識。上記リスト以外ではアドマイヤガッツ、アドマイヤゲーム、トゥザグローリー、ロスグラシアレス、テイラーバートン、ベビーネイル、母サクラルーセントあたりがD〜E評価を彷徨う。(090614)
・ミヤギマジックは他馬を入札した余勢に乗ってボタンをぽちっと押してしまったが、せめて時計を確認してから入札するべきだった(090624)
・マヤノゲンブの評価を切れB・先Aに変更。(090819)
  [07年産外国産・持込産駒 指名候補馬]  
総合評価 馬名 区分 東西 厩舎 誕生日 毛色 母父 馬主 生産者 母生年 産次 F.No. 配合 母質 切れ 底力 タイプ 距離適性 影響度 クロス数 主なクロス  
B アドマイヤタイシ 西 橋田 305 黒鹿 Singspiel ミズナ Dubai Millennium 近藤利一 ダーレー・ジャパン 2002 12-c A A C A 先B 8-10F 6-11-4-10 56 ND4x54、Soaring5x5、Almahmoud65x76、  
Soaring系。祖母Tribulationはグラスワンダーの母Amerifloraの全妹。 母はX染色体経路上にColorado Dancer(同経路上でSelene4x3〜Canterbury Pilgrim4本、Plucky Liege4x6)、Flower Bowl、Soaringと3頭のダブルコピー牝馬を持ち、同経路上でWar AdmiralやBeau Pereなどの多重クロスを内包。配合は強調された父母Glorious Songの米血スピードを母父Dubai Millenniumなどで引き出しつつ、Flower Bowl≒Soaring≒Change Water4本のHyperionとSon-in-Law的スタミナでサポートし、War Admiralの馬力を加えた格好。力強くレベルの高いスピードを有し、先行しての底力勝負に強い。皐月賞〜NHKMC路線向き。夏入厩予定。  
C カザンリク 西 松元 311 鹿毛 Kingmambo Believe サンデーサイレンス ノースヒルズ 米国 1998 2 22-d A B B B 差B 7-10F 9-8-4-12 60 ND4x4〜Nearctic5x55  
母前年空胎。父がMr.Prospector系で母がHaloとDanzigを内包している点はFusaichi Pegasusと同じ。他にもNureyev、Icecapadeなどスピード血統で5代内が構成されていて、母のイメージ通りのマイラータイプに。中でもビリーヴとMiesqueの血の傾向が合い、Almahmoud〜Mahmoud6連とHyperion11連の流れが綺麗にNorthern Dancer4x4に集約されていて美しい。全兄は差していい脚を使っているが、本来は自在性の高そうな配合で先行してもHyperion的な持続性のある脚を使えるはず。それでも一瞬の脚を欠くために結局勝ち味に遅い面はあるかもしれないが(アドマイヤフジなんかと同じ)。距離は10F程度までは融通が利く。  
C エイシンゼウス 久保田 314 栗毛 Giant's Causeway Baraka デインヒル 平井豊光 米国 2001 2 11 A A B B 先B 8-10F 11-2-10-5 61 ND4x4〜Natalma5x55  
(追加日090824) 母はファインモーション全妹。X経路優秀。配合はStorm CatとDanehillを経由したNorthern Dancer4x4〜Natalma5x55に、NasrullahとPrincequilloの組み合わせ4セット(Secretariat≒Chieftain≒Mill Reef≒Sir Gaylord)と、Menow〜Pharamond・Hyperionを加えた構成で、スピードと馬力に優れている。米血の速さとNDの粘りを活かした先行策も合うが、近親のヒューマのようにNasrullahとPrincequilloの組み合わせに由来した切れ味も期待できるので、中団やや前くらいの位置から差しても良さそう。マイルまでなら消耗度の高いレースでも粘れる。朝日杯〜NHKMC路線狙いで入札したが、ハズレでも1〜2勝率は高そう。  
D レッドバリオス 西 角居 404 鹿毛 Dynaformer アドヴァーシティ Seeking the Gold 東京TC 社台ファーム 1999 2 5-c A A D A 先C 9-12F 12-5-5-3 56 Nashua4x5、Hasty Road5x56  
Misty Morn系。祖母はアジュディケーティング全妹で米G1を4勝。母はX経路上でBroadway2x3、War Admiral3x6、Blue Larkspu45x6等を内包。 配合は定番のRobertoとMr.Prospectorの組み合わせを中心に、BuckpasserやReviewerの米血が絡みつつ、His Majesty≒4代母でHyperionとSon-in-Lawのスタミナを加えた構成。パワー系の米血がきつい上に粘性が強くてダート適性が高いタイプだが、厳しい流れなら芝でも勝てる可能性はある。スローだとジリで無理。同父産駒のBarbaroの方が軽快かも。父と7/8同血のBT産駒だとシンメイレグルスが近い。大物感満点の配合だが、期間内不発の可能性も。  
総評 ・このカテゴリーは血統ソフトへの血統登録で時間がかかるので、今年は5代血統表でピンと来なければそれで切ったきりそのまんまです。他はエーシンテュポーンが一本調子だけれどスピードはある。Barbaroから大物感を削ぎ取った感じで、レッドバリオスより確実性は高いタイプ。キタサンハリケーンは母は凄いがダート色が強いのでどうだろうか。(090614)
・エイシンゼウスは6月時点では母がファインモーションの全妹だということも気がつかないレベルで見落としていた上に、今回の入札でもエイシンアポロンが勝ち上がっていなければ見落としていたと思われるw 実馬イメージはファインモーションよりはヒューマの方が近い。(090824)